たまには詩でも置いてみよう。 | Cry for the moon

たまには詩でも置いてみよう。

「BALANCE/UNBALANCE」


私たちはどこかぎりぎりのところで
不自然なバランスを保っていた
時間をかけて培った「友情」関係
心には「恋情」という名の錘をぶら下げて

お互いへの気持ちは見て見ぬ振り
決して心近づかないように
傾きそうになる気持ちを抑えて

それはシーソーの端と端に腰掛けて
相手を落とさないように
平衡を保とうとしているみたいに

何年も守り続けた境界線
壊れてしまったのはあの夜
二人きりの帰り道 

零れ落ちそうに幾千の星が瞬く空の下
たったひとつのくちづけが
長い間守り続けたバランスを壊した

転がり落ちるようにあっという間に
「友達」は「恋人」へ
心には「秘密」という名の更に重い枷

こころも身体もつながった私たち
一方へ傾いたままの私たちのシーソーは
もう二度と規則正しく動くことはない