明日で公開が終わる。

ついに、東京・大阪は「ねこにみかん」の公開が明日で終わります。
コロナ系列はまだ続くようですが、都心が終わるというのは何だか悲しい気持ちでいっぱいです。
映画というのは不思議なもので、当時の自分がそこに赤裸々に描かれるところがあって、ほんと恥ずかしいもので。
それが、お客様からお金と時間を頂いて、観てもらうのだから、これは本当に生半可な気持ちで作品作りはできないなぁと。
沢山のプロが、一つの作品を作り上げるために寝る間も惜しんで全力で向かってくれる。その中で、監督がすべきことって、イメージをしっかりと持つ事。そして、スタッフ・キャスト全員のことを愛するってことなんだと、ほんとに思えるようになってきた。
イメージは輪郭だけでいい。その中の色をどう塗ってくれるかは、演者とスタッフに任せる。そして、彼、彼女等の芝居、スタッフとしての動きを愛すること。時には叱る事も必要だし、修正もしなきゃいけない。でも、根本は愛なんだと思うのだなぁ。
沢山の人間の愛が詰まった作品を観てもらう。ということだったら、何だろう、価値があるなぁと思ったりもしてる。
色々と、まだまだ思う事はあるけれど、明日で東京・大阪の公開は終わります。
だから、明日は僕も劇場に足を運ぼうかと思っています。
良かったら、シネマート新宿に観に来てください。朝の１１時からです。