こんばんは!

占い師のつみきです。

 

Blogをするために、いったん仮で『つみき』という名前にしてみたのですが…

ちょっとしっくりこなくて名前を変えようか思案中です。

 

今日のBlogは『タロットの読み解き方』を書いていこうと思います。

 

「タロットさん🤗今日、Blogを書くための1枚。私のところへ来てください。」

 

そう思いながらシャッフルし、ピッと1枚引いて出たのが

 

 

ワンドの6

 

 

 

小アルカナ:ワンド

 

 

ワンドはこん棒のことですね。

タロットを始めたばかりだと「こん棒って何?」という状態だと思います。

 

こん棒を辞書で調べてみると、相当の長さのある木の棒と出てきました。

タロットの絵柄を見ても、確かに長いですね。

 

 

人とサルやゴリラの違いはなんでしょうか?

様々な違いが出てくるかと思います。ここで、あえて言うなら「道具を使うかどうか」です。

 

人が進化の過程で手にしてきた道具を象徴したものが『ワンド(こん棒)』です。

 

火を灯すための松明、家を建てるための木材など人類が生きていくため、生き残るための重要なアイテムとなります。また木の棒でもあるので、生活のためのアイテムとしてだけではなく戦いのための武器にもなり得ます。

 

「生きたい!」

「勝ちたい!」

という気持ちを象徴したりもします。

 

生きていると欲しいものって、必ず出てきますよね。

 

「何か欲しい!」

そういった欲望をイメージさせることも出来ます。

 

またワンドの材料は木ということもあって、木の性質も持ち合わせています。基本的に木は空に向かって、まっすぐと伸びていきます。

 

・まっすぐな様子

・ブレない様子

・上に上がっていく様子

 

こういったことも、読み解けるかもしれません。

 

上に伸びていく様子からイメージを広げていくと「到達する」という言葉も頭にふっとよぎることもあるかもしれません。

 

何かが到達したらどうでしょうか。

 

例えば営業成績とかだったら、到達というよりも達成。

恋愛のことだったら成就、という意味になるかもしれません。

 

到達、達成、成就

 

このキーワードがあったら、どう感じますか?

なんかうれしそうな感じがしませんか?

 

カードによっては喜びという意味も読み取れるものもあります。

 

 

ワンド6を読み解いてみる

 

ワンド6には人が描かれています。

まずは中心の人物に注目してみたいと思います。

 

馬に乗っている男性ですね。何か頭に乗せているのは冠。

マントをはためかせて、颯爽と馬を歩かせていますね。

そして手にしているワンドにはリースと赤いリボンが掲げられています。

顔は背けられているため、表情は分かりません。周りに、数人いますね。

 

1人というよりも、何か多人数でコミュニケーションを取っているようなことを暗示しているのかもしれません。また男性は表情こそ見えないものの背筋を伸ばし、遠くを見据えています。何かに怯えていたり、不安にしている様子はなく、どちらかというと自信があるように見えますね。

 

次は馬に注目してみましょう。

 

馬はこちらを向いていますね。

白馬で、馬もマントを着用して飾り立てられているように見えます。手綱もマントの色とお揃いで、柄もついていてオシャレですね。今にも駆け出しそうな様子はなく、悠然と闊歩していそう。

 

馬が今すぐにでも駆け出してしまう様子はないことから、事態はゆっくりと進んでいくのではないでしょうか。急激にことが進むことはないかもしれません。

 

相談内容は仕事か恋愛か。

 

オリーブ冠、月桂樹冠として読み解くと面白いかも。

 

古代ギリシアでは平和のために4年に一度、オリンピュア大祭が開催されました。

勝者にはゼウス神殿に植えられたオリーブの葉で作られた冠が授与されていたそうです。現在のオリンピックでもそうですね。

 

月桂樹の冠も聞いたことはある人も多いと思います。

月桂樹の冠はゼウスの子のアポロンを象徴するものです。

今でもスポーツの大会ばかりではなく、吹奏楽など文化的な大会も数多くありますが、古代ギリシアでもそうでした。

 

ピューティア大祭という音楽と詩の大会がありました。そこで優秀者には月桂樹の冠が授与されていたそうです。

 

ギリシア神話の中で『アポロンとダフネ』の神話は有名かもしれません。

ゼウスの息子でオリュンポス12神の1柱であるアポロン。

ある日、愛を司る神エロスをからかい怒らせてしまいました。

怒ったエロスはアポロンを金の弓で射貫き、ダフネという女神に一目惚れさせてしまいました。

エロスは絶対に恋が成就しないように、ダフネのことを鉛の弓で射貫きました。鉛の弓で射貫かれたことで、「あいつキモイ、嫌い」と嫌悪感を抱かせるようになってしまいました。

 

アポロンは一途な恋心で、ダフネにアプローチしますが…

ダフネは嫌すぎて、絶対に恋愛にならないように月桂樹に姿を変えてもらいました。

アポロンは悲しんで、自分の象徴の聖なる木としたそう…

 

一途ではありますが、度を越えると重くなってしまいそうですね。

 

相談内容によって、意味をどう読みとくか変わってきそうです。

 

仕事や勝負事であれば、オリーブ冠と読み解いていくと成果や勝利を周りから賞賛されている、という風に読めます。もしくは周りに複数の人がいることから1人での成果ではなく皆で頑張った証なのかもしれません。

 

恋愛であれば、月桂樹冠として読み解くと一途な恋、自意識過剰で空回りしているかも、という風に読めます。中心の男性がこちらを見ず、目を背けているのが気になります。コミュニケーションが一方通行かもしれません。

 

 

タロット1枚でも、様々な情報を読み解くことが出来ます。

またタロットによって絵柄が異なるため、全然違うメッセージを伝えてくることも多々あります。

 

次のBlogでは、ルーニックタロットのワンド6を解説していきたいです。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!タロット