No.46(2018/5/20)
【事業承継とは何か?】
「会社はだれのものか?」
「会社の責任者はだれか?」
これは
小宮一慶さんが藤本幸邦老師から与えられた質問です。
※藤本幸邦老師(長野県篠ノ井 円福寺の先代住職)の
評伝「おっしゃ二代記」が先日発刊されました。
↓
ところで
「事業承継」とは何でしょうか?
読んで字のごとく「事業を承継する」ことですが
では
「事業」って何でしょうか?
事業承継をする場合には、
① 自社にとっての事業とは何か?
② その事業をなぜ自分が継ぐのか?
と、2つのことを考える必要があると思います。
「何を?」、「なぜ私が?」という
今後、事業をやっていく上で
根本となることを考え抜いて継いだほうがよい。
事業承継税制のように、どうやったら自社株を安く継げるのか?
という「財産的な承継」は二の次である。
中小企業の場合は、その多くが同族会社です。
同族会社は「所有」と「経営」が分離していない。
大企業の場合は、株主と社長は別人であるのが通常である。
一方、中小企業のほとんどが、株主も社長も同一人物。
若しくは、株主、経営陣ともに親族グループによって占められている。
このようなことから
大半の中小企業では
・だれが継ぐ? ⇒ 社長親族が継ぐ
・何を継ぐ? ⇒ 会社全体を継ぐ
と当然当たり前のことに最初からなっている。
深く考えずに事業承継をするケースが多いのである。
もちろん
近年は中小企業の事業承継であっても、
親族外承継、M&A、など多様化している。
私が一つ言いたいのは、
だれが継こうとも、
「何を継ぐのか?」「なぜ私が継ぐのか?」
という事業の根本に関わる問題を
を考えて抜いてから継いでほしいということです。
事業承継のもっとも身近なパートナーは税理士である。
しかし、税理士も事業の根本を考えていない。
税理士は、税制の専門家であるが故に、
自社株対策や退職金のことから事業承継に入る。
大切なことは
○ 自社の事業の何のために存在しているのか?
○ 何をもって社会に貢献しているのか?
○ 私が社長になる意義は何なのか?
○ 社長の仕事とは何なのか?
○ 株主の役目は何か?
事業承継とは、いろいろな「何?」を考えることである。
冒頭の質問
「会社はだれのものか?」
「会社の責任者はだれか?」
事業承継を機に考えたい。
【今日のまとめ】
① 同族企業は「所有」と「経営」とが一体。
② 事業承継を契機に自社の「何?」について考えたい
③ 会社はだれのものか?」
④ 会社の責任者はだれか?」
今日はここまで。
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました!
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キャッシュフロー経営をつくる
「やる気」・「数字」・「成果」
経営コンサルタント・税理士 冨永昭雄
メール: sodan@cosmo-tax.com
税理士法人コスモ総合会計事務所
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