No.45(2018/5/19)
【個人消費が落ち込んだ】
経営コンサルタント・税理士の冨永昭雄です。
2018年1-3月期のGDP速報値が発表されました。
実質で年率換算で0.6%減。
2015年10-12月期以来、9期ぶりのマイナス成長となった。
(日経新聞2018年5月17日より)
推移を見ると
<実質GDP(年換算)>
2015年10-12月期 ▲1.2%
2016年1-3月期 3.3%
2016年4-6月期 1.1%
2016年7-9月期 0.7%
2016年10-12月期 0.9%
2017年1-3月期 2.6%
2017年4-6月期 2.0%
2017年7-9月期 2.0%
2017年10-12月期 0.6%
2018年1-3月期 ▲0.6%
<名目GDP>
2015年10-12月期 532.4兆円
2016年1-3月期 537.6兆円
2016年4-6月期 538.6兆円
2016年7-9月期 538.4兆円
2016年10-12月期 539.7兆円
2017年1-3月期 540.5兆円
2017年4-6月期 545.2兆円
2017年7-9月期 549.4兆円
2017年10-12月期 550.0兆円
2018年1-3月期 547.9兆円
今回のマイナス成長の要因は、国内需要がとくに悪かったという感じです。
個人消費が停滞した。
野菜やガソリンなどの身の回り品が値上がりして
消費者心理が悪化した。
さて
GDPとは何なのか?復習してみよう。
●GDPは、国内総生産とも言う。
●その国の経済規模や経済力を表したもので、一番代表的な指標。
もっとも重要な指標なので、経済指標の見るときは、一番最初に見る項目。
●その国で作り出された「付加価値」の総額を示す。
付加価値とは簡単に言えば「売上-仕入」
付加価値を作っているのは企業であるが、
買っているのは、大半が家計(個人消費)である。
●「民需」、「政府支出」、「貿易収支」の3つから構成される。
個人消費(家計の支出)がGDPの約6割を支えている。
●名目は金額、実質は率で見る。
よく新聞などに「経済成長率」という言葉が出て来ますが、
これは「実質GDPの伸び率」を言っている。
今回は、経済成長率はマイナス0.6%ということです。
●四半期ごとに算出され、
実質成長率は「前四半期比」となる(前年同期比ではない)
多くの経済指標は月次ベース(月々)であるが、
GDPだけは、1-3月、4-6月、7-9月、10-12月と四半期ごとに見ている。
今回の2018年1-3月期実質▲0.6%は、2017年10-12月期との比較である。
●失われた20年
給与額のピークは1997年。
日本人の平均給与総額は20年以上、上がっていない、、、
また、名目GDPは、この20数年間ずっと500兆円前後で、増えていない、、、
●日本は名目GDP、世界3位
① 米国 約18兆ドル
② 中国 約11兆ドル
③ 日本 約5兆ドル
しかし、
米国は、1990年代前半に約6兆ドルでしたから → 3倍増えた。
中国は、1990年代前半に約0.5兆ドルでしたから → 20倍増えた。
日本は、増えていない、、、
GDPの数字一つ取っても、その背景にあるいろいろなことが見えてくる。
数字は、単に見るだけではなく、
○ なぜその数字になったのか?(振り返り、反省)
○ 過去と比較してどうなのか?(比較、検証)
○ 未来はどうなるのか?(改善)
○ 未来に向けて何をすべきか?(行動)
といろいろ考えることがありますよね!
今日はここまで。
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました!
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キャッシュフロー経営をつくる
「やる気」・「数字」・「成果」
経営コンサルタント・税理士 冨永昭雄
メール: sodan@cosmo-tax.com
税理士法人コスモ総合会計事務所
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