No.42(2018/5/16)
【赤字では後継者のなり手はいない】
経営コンサルタント・税理士の冨永昭雄です。
「事業承継を体質強化の契機に」
(日経新聞2018年5月14 社説より)
この記事を要約すると
○ 中小企業は、日本の企業数の99%超を占め、雇用も7割を支えており、日本経済の基盤となっている。
○ しかし、中小企業は、大企業に比べて生産性が低い。
○ その要因は、生産性向上につながる設備投資やITシステム利用に消極的なことが多い。
○ 経営者の世代交代を契機に、体質強化を図るべきだ。
○ 多くの中小企業で後継者難が深刻化している。
○ 親族や社内に適切な後継者がいなければ、M&Aは有力な手段だ。
○ M&Aで経営環境が変われば、生産性向上に向けた手を打つのではないか。
という内容の記事であった。
ところで
日本は起業が少ない。
日本の開業率は4%程度と、欧米の10%の半分以下である。
開業率だけなく、廃業率も同様に低い。
そこで
政府は、開業率、廃業率ともに10%のする目標を掲げている。
開業だけでなく、廃業も目指している。
新たな事業も育てるのだが、こらからは、赤字中小企業は淘汰する、ということだ。
つまり、新陳代謝。
2018年度の税制改正では
事業承継税制により、自社株の相続税、贈与税の負担をなくした。
これは株価が高額な中小企業に向けたものである。
株価が高いということは、優良企業ということで
優良企業には、円滑な事業承継の支援をしますよ!という制度である。
一方
赤字体質だったり、借金が重かったり、という中小企業だって
スムーズな事業承継が必要だ。
ただ、赤字、借金過多では、後継者のなり手はいない、、、
日本の中小企業の7割以上が赤字企業だと言われている。
ということは
7割の中小企業で、後継者のなり手がいない、、、
中小企業の7割が存続の危機ということなる。
中小企業は「日本経済の基盤」である。
なので、無くなっては困るのだ。
赤字体質、借金過多の中小企業の事業承継は
⇒ まず経営再建、黒字化、借金軽減を考える。
現経営者と後継者とが一緒になって
黒字化、借金軽減の道筋をつくりることが、まずやるべき事業承継だ!
【今日のまとめ】
① 事業承継を契機に経営体質を強化する
② 優良企業は事業承継税制で税負担が軽減した
③ 赤字企業の事業承継は、黒字化の道筋をつくってから
今日はここまで。
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました!
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キャッシュフロー経営をつくる
「やる気」・「数字」・「成果」
経営コンサルタント・税理士 冨永昭雄
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