No.32(2018/5/6)

【引き際】

 

経営コンサルタント・税理士の

冨永昭雄です。

 

イチロー選手、引退と言わないまでも、現役休止の決断ですね。

寂しいですが、

また出場可能性があることは、嬉しいですね!

 

 

 

さて

私は仕事柄

いろいろな中小企業の経営者を見ているのだが、

難しいのは「引き際」だ。

 

多くの経営者の方が辞めない

後継者がいるにもかかわらず譲らない

 

引退をするつもりであったが、

やはり黙っていられなくなり、

ついつい口を出してしまう。

 

会長」、「相談役

こんな名称を付けて、会社に残り、

スパッと引退しない方が多い。

 

 

 

 

 

(日経新聞 2018年4月21日 朝刊より)

【相談役や顧問の廃止】

相談役・顧問制度は会社法に規定がなく、

慣習的に認められてきた日本企業特有の制度

「会社の内情に精通した助言は貴重で有益」との声は根強い。

しかし

「曖昧な地位の人が経営に影響を及ぼしている」ことは、

意思決定に透明性を欠き良くない。との意見もある。

 

 

 

 

私の見る限り、

中小企業の経営者で、スパッと引退する方はほとんどいない

周りも引退勧告できない場合がほとんどだ。

 

 

代表取締役社長を降り、

その座を後継者を譲る。

登記も変更し、退職金も取る。

なのだが、

会長」若しくは「相談役」ということで会社に残る

 

会社に残るので、ついつい口を出してしまう

その声が大きすぎて、

いわゆる「院政」となる場合も多い。

 

会長本人は、そのつもりはないのだが、

第三者の目から見ると、

事実上の「院政」となってしまっている。

 

 

会長の気持ちは分かる。

中小企業の場合は創業社長が多い。

会社を創業時からここまで育ててきたのである。

楽しいこともあった、苦労もあった。

今までの生涯の大部分を費やしてきた会社だ。

自分の会社」という意識は捨てきれない。

当然の気持ちだと思う。

 

 

一方

後継者の方はどうであろうか?

 ・いつまでたっても自分の時代がこない・・・

 ・何をしても横から会長の意見が入る・・・

 ・従業員も会長の側・・・

 ということで、

 徐々に後継者のやる気がなくなっていく、、、

 

 会長 ⇒ まだまだ元気!

 社長 ⇒ 年々気力減退、、、

 という状態は良くない。

 

 

私がコンサルに入らせていただいている会社

の事例をご紹介します。

 

会長(創業者) 75歳

後継者 45歳

 

後継者に代表権は譲ったものの、

会長は毎日のように会社に来て、

後継者のやり方に口を出す。

 

会長としては、良かれと思ってのアドバイスのつもりだが、、、

 

後継者は、とてもやりにくそうだ、、、

 

そこで

私が、会長と後継者との間に入り

両者の話し合いを行った。

 

会社がより発展するには、どうすれば良いのか、

正直な想いをお互いに建設的に言い合った。

 

その結果

会長にスパッと引退してもらうことになった。

 

 

一つの時代を築いてきた人の引き際は難しい。

とくに中小企業の場合は

 

 ・気持ちの整理

 ・お金の問題(退職金、自社株、相続)

 

といろいろな事情が絡み合う。

 

事業承継は、中小企業にとって大きな課題ですね。

 

私の仕事も、

「人」と「お金」の両面からの

事業承継対策が増えています。

 

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただきまして

ありがとうございました!

 

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キャッシュフロー経営をつくる!
「やる気」・「数字」・「成果」

経営コンサルタント・税理士 冨永昭雄

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