99回 フキノトウが転じて
「根来寺からげんきの森」
実施日・・・・令和 6年 2月 14.日（水）
目的地・・・・・和歌山県岩出市根来
メンバー・・・・・ふたり合わせて167才
移動手段・・・・自家用車
コースタイム
根来寺10：50～～～～～11：17西展望台11：20
～～～12：00東展望台(昼食）12：40～～～
125：0管理棟 ～～～～13：00沢小屋～～～
13：30根来寺ゴール
2月の中旬は寒い日が当たり前、 にもかかわらずすっかり春の気配。 室内の暖房は要らない。
夕べ9時、友人のNさんからTELが入った。 彼は今、自分の実家の紀美野町で自炊をしている。
この２月５日９０歳になって、住所を離れ一人生活を楽しんでいる。
住所には、奥様も娘さんも居るが，自由に暮らしたいという。
彼の電話は、高齢者 「ねんりんピック」 に参加したいという相談であった。
もうコロナが始まってから４年近く競技が行われていないし、自分も本格的練習はしていないという。
私は、ねんりんピックはマラソンに準ずるものと思っていたので
「5ｋｍか１０kmですね」 ・・・と 問うた。
彼は即座に 「800ｍか1500ｍ」 と 答えた。
「そんなに短いのか～～」 と 彼に言うと
「ネンリンピック競技の中で一番苦しいのが800Ｍか1500Ｍ」 と 返答された。
私は 「競技となると人間は我を忘れる。 Nさんの性格からすると全力疾走するに違いない。今回は欠席する方がいい」 と 回答した
そのついでに, 「フキノトウはもう出てきているかね・・・」
Nさんは 「この地の室内温度は4℃ フキノトウは３月に入ってから」
翌朝、この辺りのフキノトウはどんな様子か？
妻の予想はもうボツボツ・・・・
妻は、大池遊園、丹生都比売神社など、かつて幾つかフキノトウを採りに行ったところを候補地に挙げた。
車に乗って走りながらも目的地ははっきりしない。
結局、行先は、フキノトウはどこかに飛んでしまって、「ねごろ山・元気の森」 になった。
根来寺の駐車場に車を置き、根来寺不動堂の鐘楼をひとつついて上り坂を登っていく。
細い少し荒れている道の両端には,もう１０年以上放置されていそうな倒木がアチコチに転がっている。
身代わり不動尊の方へ進みます
上着を１枚脱いで緩やかな登り坂。 ふたりは春の陽光をいっぱい受けてノシノシ上っていく。
今の気温は16℃ 衣類調整をします
この辺は、カシ、ドングリ、ヤマモモなどが主で木の隙間から日が射して、地面に影を作る。その落葉をふみながらゆっくり上っていく。
時々鳥のさえずりが聞こえる。
妻はツツジの一輪をみつけて 「もう咲いているんだ・・・」
西展望台に着いた。岩出町の街並み、そしてその遠景には少し薄い霧をかぶっていて、ぼかし加工をしたように見える。
西展望台
根来寺の大門も見えてます
更に上ると緩やかな散歩道に入る。
ウグイスは今頃歌の練習に余念がないのだろう。 そんなことを思っていると 「ホーホケキョ・・ホーホケキョ・・・」 と ２回・・・
早くも今年はじめての 「ホーホケキョ」
・・・何か思わぬよろこびがあるのかも知れない・・・
おしゃれな休憩所
静かな森に子ども達の声が聞こえる。 赤い服、黄色い帽子が見える。 5～6人の先生と母親、１５人程の園児達。
走っている子、手や筆を使って絵を描いている子、いくつものグループをつくって気ままに遊んでいる。
・・・・一点の曇りもない顔つき・・・・
かわいいチビッコ達がのびのびと・・・
ふたりは管理棟の手前・東展望台をふたりで占領して昼食。
夕べのご飯の残りと一合酒。
目線に広がる山なみを見ながら、
・・・あの稜線の飯盛山から龍門山への縦走もしたな・・・
東展望台
今日の昼食はこちらで・・・
龍門山をアップで・・
昼食を終えて、管理棟から急坂のモミジ谷を通って沢小屋、そして大谷池を経て根来寺にゴールした。
沢小屋 紅梅とロウバイが満開
大谷池を右に見て・・
根来寺の境内にゴール
２月中旬というのに、４月の春の陽気をいただいてふたり合わせて
１６８歳は充実した時を過ごした。
国会では,岸田さんの苦しい醜い答弁が続いている。いい加減に国民に真実を示さない限り政治不信は留まるところを知らない。
誰のための政治か、愚かさもほどほどにしてほしい。
フキノトウの天ぷらは今日は口に入らないが、明日があるさ・・・
まだまだフキノトウには時間がある。
今日元気の森を歩いて、歩く自信を感じた。
この１１月１５日、米寿を迎える私の誕生日。どこかの山に上りたい。
妻からの提案があった。
・・・・東京の高尾山は如何かな・・・・
久しぶりに東京の街も見たいな・・・・・
～～～今日の日もありがとう～～～
今日の歩数＝6672歩