ニーハオ! | 俳優として一流に・・・そして新たな映画の可能性に向かって・・・

ニーハオ!

タイトルに特に意味はありません。
工藤トシキです。

ひとまずスピンオフチームの撮影は終了しました。

最終日の撮影は我が工藤トシキの新居で撮影しました。

外から暗幕を張り、近所の奥様方が怪訝な顔をしているのを横目で気にしつつ、いざ撮影開始。

実はこの日僕は最高に体調が悪かった。この日と前の日、2日間の撮影だったのだが、実は2日間とも夜勤明け。早朝からの撮影というスーパーコンボに体が音をあげていた。しかも、風邪をひいてしまうという、デスパレード。

前の日の撮影中に僕は失態を犯してしまう。
マイク担当の僕は、マイクを持ったまま寝てしまったのだ。
あの態勢が悪い、床に寝そべる形でのあの態勢が。

僕の中の天使と悪魔がせめぎあっていた。
天「目をつむるだけでいいんだよ」
悪「ばれねえって」

寝た。
正確にいうと、気づいたら寝てた。
気まずいったらありゃしない。

流石に撮影最終日の日にこんな失敗を犯す事はできない。

自分を戒め、仲間のた…

気づいたら寝ていました。
すいません。

しかしながら、監督が少しだけ寝かせてくれた。
神様かと思った。

仲間も体調を気にしてくれた。
聖人かと思った。

甘えてばかりの自分に嫌気がさしつつも、皆の優しさに胸が震える。
正直、あまり使いたくない言葉だが、これが「支え」というものだろうか。

僕は、長く、短い、眠りにつく。

この日、最後の方に僕の出番が待っている。

正直、僕はこのシーンに一番思い入れがある。一番自信があり、一番不安なシーンだ。

このシーンで遠藤の思いを全て吐き出す事ができる。

夢の中では、金髪の男が女の子と一緒にいる。


おすぎから起こされる。
「そろそろだから、起き。寝起きの顔じゃあかんやろって、監督が。」

そうか俺の出番か。
少しだけあいつには寝ててもらおう。
気分屋で徹夜明けの、風邪気味のあいつに。

遠藤亨

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