輪郭
宮下純です

長いトンネルからようやく一筋の光が見えた気がしました。
今日の稽古で、自分がどうして嫌われ続けている飛雄君の傍にいるのかが納得できました。
本物の桜なら悩まなかったのかな……

私は人間だから分からないのかもしれないけど。
桜は飛雄を無条件に好きな訳ではないと思っている。
でも、これって人間の感情かな……
飛雄君には誰かが必要だと思ってるけど、自分がどうすればいいのか分からない。
だから、最終的には飛雄を追うことができない。
自分の存在自体が邪魔だと理解するから。
でも、介護ロボットとしてそれに気付いた時の選択が放棄になる
やっぱり、追いかけないのは桜の異常部分なんだろうな……。
何もできない。
桜はどう感じるのかな。
何を思うのかな。
自殺すると言った飛雄を追わずに、再び彼を目の前にして口にする言葉は自分の言い訳でもないし、彼への心配の言葉でもない。
……はて。
桜よ。
キミは何を考えているのだ
人間のように複雑な思考でないのなら、キミは何を考えているのだ
……まだトンネルの先は長いようだ。