だけど、
わたしはヒューマノイド。
わたしはロボット。
わたしは家電。
わたしは奴隷。
アタシは人間、
アタシは俳優、
アタシはアタシ。
この壁どう打ち砕けばいいの?
理解が出来ない。
そもそも、理解するって何を?
椿の
ロボットの
ヒューマノイドの
壁がどこまでも立ちはだかる。
冷蔵庫は
洗濯機は
テレビは
何を感じているの?
冷蔵庫は中でお茶がこぼれたら、イラッとするの?
野菜庫でレタスが日に日に腐っていくことは悲しく感じるコト?
冷凍庫でビールが破裂したら楽しかったりするの?
壁がどんどん大きくなる。
アタシを圧し潰そうとする。
非人道的とか
奴隷とか
そんなコトバじゃ軽すぎるくらい、アタシの存在はモノ以下だ。
それが、
凄く堪えられなくてアタシの感情はぐちゃぐちゃに壊れてる。
なのに
抑えつけるから
表情ヒトツ変えず
涙も流さず
黙々と命令に従う
それが当たり前
それが存在意義
そうやってヒューマノイドがアタシをぐいぐい抑えつける。
理解出来ない。
アタシはヒューマノイドじゃない。
苦しい。
人間の事が、
理解出来てしまう。
ヒューマノイドは理解出来ないのに。
苦しい。
悔しい。
辛すぎる。
トレーニングでコテンパンに打ちのめされて壊れた脳ミソが行き着いた先。。
【ヒューマノイドは全く正反対のところで、人間を理解出来ないジレンマに苦しんでいるんだろうか…今のアタシのように。。】
このトレーニングは辛い。
なのにオモシロイ
H5椿型ヒューマノイド役 河野仁美