あなた中指立ってますよ。
「人間が絶滅することです。」
ある研究家は、すっきりと言った。
それに気づいた人は、朝もはよからホームに並び、まだ見ぬ家路に身を投げる。
軒下から僕らの足を引っ張っては、生き地獄へと向かうのを妨げる。
今日もみんなで仲良くホームで身を寄せ合う僕らは大家族。
日本でもすでに自爆テロは始まっている。
はるか遠くから牧師の乞えが響いてくる。
「この世の一番の悪は、善なるものの無関心だ。」
この世で人間が幅を利かせてやがるんは、きっと人間が考える葦であるからだ。
だってこの世は、ミクロでもマクロでも弱肉強食。
もし人間より進化した生命体が存在したら、必ず人間は重箱の隅に追いやられて突っつかれちゃう。あはん。
でもこれはもう「もし」の話なんかではなく、「もしもし」なんて言う必要なんかない。
だって誰からかかってきてるか分かるんだから。
人間はミクロでは携帯電話に、マクロではグローバルネットワークで支配され始めている。
会社の重役席の半分はブラビアが座り、綿密な映像の永吉を映し出し
「自分のこと天才と思ってないとやってらんねぇ」
と論議する。
久々にメディアにデカイ顔を出したホリエモンは
「ベーシックインカムに賛成」
とパーにならない手を挙げていた。
会社が求めているのは、有能なコンピューターと無能な消費者。だから金をばら撒こう。
求人広告が求めてるものは、もはや労働者じゃなくて労働力。
人間の欲望の成長と発展が生み出したコンピューターという生命体に、インターネットという世界。
残るは、アイデンティティだけだ。
雇用創出に頭を抱える政府を尻目に、生命体は次から次へと人間を重箱の隅へと追いやって行く。
デジタルの着ぐるみを剥がされた男は、誰とも繋がれず、孤独の一途を辿るだけ。
「さて人間の存在価値ってなんでしょう。」
FUCK
この作品に出会って、ふとそんなことを思いました。
40年後、近未来の話だが、決しておとぎ話ではない。
現代の社会にも、すでに作品のリアリズムが蠢いている。
映画でも、3DやCGやアニメーションが発達し、制作費削減で映像屋さんが大忙し。
どんどんと排他的に押し寄せる砂嵐。僕らの居場所を奪ってく。
しかし、これからどんなに科学が発達しようとも、人間にしか出来ないことはある。
アーティスト
理屈じゃない、感性の仕事
こればっかりは譲れません。デジタルなんかにゃ出来やしない。
特にアナログ人間ですし、わたくしは。
だからこそ、CFAがある。芝居だけで魅せる映画。血の通った作品。
CFAから現在の映画界に宣戦布告
我々は、我々の力だけで名作を生み出す。
つまらない映画に
FUCK
高橋宙無でした。
