トレーニング・ディ
【役作り】
例えば、
その人物の人生の一部を切り取って再現しその人物が感じた感覚を全くそのまま自分に植え付ける事が出来たなら
【シティオブゴッド】
この映画に出演している俳優達は、ほとんどが演技経験のない言わば素人がほとんど。
だけど、
彼らの演技は、素人やプロという枠を超えたリアルなものでした。
彼らは演技そのものではなく、緻密なトレーニングを1日も欠かさず半年間続け、
その人物やその環境におけるありとあらゆるものごとを体験し、その感覚を自身に刷り込み続けた。
もちろん、
スラム街で実際にドンパチするわけではないので、リアルな実体験ではない。
彼らは
時に演出家の力を借り、
時に仲間の力を借り、
時に自身の創造力を働かせ
自分の尻を叩きまくって、
リアルな感覚を手に入れ
確実に役をリアルな人物に造り上げた。
【シティオブゴッド】
妬ける作品です。
いえ。。
宣伝するためにこのブログを書いている訳ではないのです。
今まさに
私が入っているCFAプロジェクトのトレーニングが、それなのです。
その人物の人生の一部を実体験しリアルな感覚を植え付ける。
リアルな感覚が獲られるまでは何時間であろうとトレーニングは終わらない。
即興の中で自身が欲しい感覚が獲られるまで競演者も演じ続ける。
このトレーニングは演技そのものや感情の呼び起こし等ではないから、競演者は口は一切出さない。
ただ、
自身が欲しい感覚が獲られるよう、全力でぶつかり何かが産まれ、それをまたぶつけ、欲しい感覚が獲られるまで続ける。
このトレーニングは、ウソがあれば成立しない。
だからこそ、
トレーニングを受けている自身だけでなく、競演者にもリアリティではなくリアル(本物)が求められる。
実際、
このトレーニングで、獲たいものが獲られた時には自身も競演者もグッタリな状態になっている。
また、
【シティオブゴッド】の彼らとの違い。
それは
自分の尻は自分しか叩けない。
という事。
演出家が、
仲間が、
映像技術が、
自身芝居以外の表現が、
全て削がれる。
それがCFAプロジェクト。
面白い作品を造り上げる。。
もう、
そんな事ではなくて、
この刷り込みトレーニングが4ヶ月後にはどういう型で現れるのか。。
是非、劇場で観て戴きたい。
ヒューマノイド椿役 河野仁美
