ようこそのお運びで。私は以前、和歌山市の府中というところの山中で、次のような螢の群舞を見たことがあります。黄色い力強い光りの螢が、山中の木の間を「びゅんびゅん」と飛んでいるのです。
儚くふわりふわりと飛ぶのとは、全く違います。当たったら痛いでしょうね。それ位のスピードで、相当な数の螢が飛行しているのです。
 
 
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この螢は、何と言う螢だったのでしょうか。
それから我が家に飛来してくる迷い螢は、何と言う螢なのでしょうか。こちらは、はかなげです。
 
 
 
日本には40種類以上のホタルがいるといわれる。代表的な種類には以下のようなものがいる。

 ゲンジボタル Luciola cruciata Motschulsky, 1854 体長15mm前後で、日本産ホタル類では大型種。成虫の前胸部中央には十字架形の黒い模様がある。幼虫は川の中流域にすみ、カワニナを捕食する。初夏の風物詩として人気が高く、保全への試みが日本各地で行われているが、遺伝的に異なる特性を持った他地域のホタルの増殖・放流による遺伝子汚染が問題になってもいる。
 
 
ヘイケボタル Luciola lateralis Motschulsky, 1860 体長8mm前後で、ゲンジボタルより小さい。おもに細流や水田などの止水域で発生する。幼虫はカワニナだけでなくモノアラガイやタニシなど様々な淡水生巻貝類を幅広く捕食し、やや富栄養化した環境にも適応する。また時には干上がる水田のような環境でも、鰓呼吸だけではなく空気呼吸を併用し、泥に潜って生き延びる。成虫の出現期間は長く、5月から9月頃まで発光が見られる。
 
 
ヒメボタル Hotaria parvula Kiesenwetter, 1874 体長は7mm前後で、ヘイケボタルより更に小型の陸棲のホタルである。西日本の林地や草地に分布する。幼虫は林床にすみ、マイマイやキセルガイなどを捕食する。5-6月に羽化し、かなり強く発光するが、川辺などの開けた場所ではなく森林内などの人目につきにくい場所で光るのであまり知られていない。名古屋城の堀の中に広がる草地には、都市部では珍しい大規模な生息地があることが知られている。メスは飛行できないため分布地の移動性は小さく個々の個体群は隔離されがちで、地域により体長など遺伝的特性の差が著しい。                    (wikiから抜粋)
 
 
 
 
これにによると、私が、府中の山中で見たのは、「ヒメボタル」のようです。
 
あんなに見事な数知れぬ螢の強い光りは、あれ以来、見たことがありません。
近くに下宿していた医大生が、偶然発見したと聞いて、探検隊を作って、深夜に山中に入っていったのです。
 
 
まさに、こんな感じでした。
 
 
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では、我が家にふわふわ飛んで来る迷い螢は?
 
 
 
 
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体の大きさや、カワニナの有無からして、「ヘイケボタル」のようです。
 
 
 

ホタルの名前の由来

 
 
螢」という字はすでに平安時代に使われており、720年の日本書紀の中に螢という字がでてきます。また、「ほたる」という言葉の語源は、「火垂れる」に由来しているという説があります。江戸時代の「大和草子」にも記述があります。しかし、他にも説があり、本当のところはよくわかっていないのが実状です。
 
ホタル、源氏螢と平家螢の名前の由来には、幾つかの説がありますが、どれも定かではありません。
 
文献では、1856年に出版された「虫譜図説」に初めて源氏蛍と記されたようです。また、1906年に出版された「日本千虫図説第三巻」には源氏蛍(おおほたる)、平家蛍(ひめほたる)と記されています。
 
源氏物語の光源氏からという説もありますが、源平合戦の「源氏」と「平家」からの由来であるとも言われています。かつて平安京があった京都の宇治市には、このような言い伝えがあります。ここのホタルは、源頼政の霊であるというものです。平家との戦いに破れ、志半ばにして宇治平等院にて討ち死にした源頼政の魂が、成仏できずに現世にホタルとなってさまよっているのかも知れません。
 
歴史的背景から庶民の間で、体が大きい方を「源氏」、相対する方を「平家」と通称で呼んでいたものが広く定着していったものと考えられます。http://www.tokyo-hotaru.com/jiten/qa-2.html

 
 
さて、今週末、どこかに螢狩りに行きたいのですが・・・。
写真を撮る技術は無いし。
貴志川は、ちょっと俗化しているし。
あの山中への入り口は、何度も捜したのですが、見付からないのです。
幻だったのだろうか・・・。
                                                          
 
 
 
 
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