3月19日に、日経ヴェリタス(旧 日経金融新聞)で人気アナリストランキングが発表されました。アナリストランキングの詳細は3月8日のブログを見て頂ければと思います。
元アナリストやファンドマネジャーの方の視点としては、
http://www.fivestar-am.co.jp/ohki0033.html
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060501/101885/
などが面白いです。
アナリストランキングでは、各セクター別のアナリストの順位が発表されます。それぞれのアナリストの点数別に順位が付けられます。そして、所属するアナリストの点数を合計した点数を基に、会社別の順位が付けられます。
2017年の会社別順位は、1位みずほ証券、2位野村證券と、国内勢が上位を占めました。特に、みずほ証券は、外資系に所属していた高ランカーの人たちを引き抜くなど、ランキング対策への注力度は群を抜いており、ここ数年で資産運用業界における存在感が高まっています。野村證券は、かつてはこの手のランキングでは圧倒的な存在だったのですが、外部から優秀な人材を取ることが少なく、基本的にプロパーの人材で対応しているため、ランキング勝負になると、セクターによっては手薄な所があります。
外資系は、以前はUBS証券やドイツ証券が強かったのですが、そこに所属していた優秀な人材が日系にうつる事例が増え、結果的に一部有名アナリストを除いてランキングから姿を消しています。有名アナリストを引き抜くため、日系にも関わらずかなりの高給を支払っている証券もいるようです。
各セクターのランキングを見ていると、一部のセクターで世代交代があったものの、あまり波乱はなかった印象です。みずほ証券と野村證券は、トップアナリストをそれぞれ10名排出しました。私のランキングは昨年よりも上がり、引き続きトップ3以内に入ることができ、一安心でした。投票して下さった投資家の皆様に感謝です。
自分が担当するセクターに限らず、他セクターには圧倒的な実力、存在感を持つトップアナリストがおり、彼らを目標に引き続き頑張っていきたいと思います。ランキングを見ているとCFA取得者は少ないようですが、今後増えていって欲しいですね。