2014.1.1(水)@川崎チネチッタ

正月映画ということで、表題の映画を観た。
FEUとはフランス語で炎のことで、ルブダン製ハイヒールのレッドソールをイメージしてタイトル付けしたとのことだ。

さて、感想。
途中寝たが、かなり良かった。
少なくとも一昨年、最初の数分以外爆睡してしまった『クレイジーホース・パリ~夜の宝石たち~』より良かったと言えよう。
客入りも良しときている。

内容において良かった点。
演目順に、演者とルブダンの語りが入り進行していく点。
ルブダンが靴デザイナーになる子供時代からクレイジーに出入りし、17才ごろまでボーイをするほどのクレイジー馬鹿だったいうのも共感が持てた。
ダンサーは曲線でファッションモデルは非曲線と語り、ダンサーと鳥(トリ)の類似性を述べるなど、ヒクソン・グレイシーも喜びそうな発言をしていた。
また、ダンサー一人が「欲望はディテールから始まる」といっていたのも印象的だった。
もちろんルブダンがかなりの脚フェチであるのは言うまでもない。

悪かった点。
実際のステージが映ってない点。
つまり、観客皆無の映画観客用スタジオ収録であり、LIVE版要素がないのだ。
これでは実際の熱が伝わらない。
この点、もちろん客が公に映ってはまずいっていうのもあるだろうが、日本のストと違ってキャバレー的なのであまり面白くないのだろう。
また、ダンサーの自然な笑顔が見られなかった点も寒い印象を受けた。

それにしても、映画でルブダンも言っていたが、ダンサーのスタイルや顔までも皆確かに似ているように見える。厳しい採用基準上そうなっているそうだ。
そういえば、吉原の秘境と言われた某最高級店Pが色白の女の子しか採らない(つまり色黒の女の子は採らない)とか色々あったりするが、それでもクレイジーに及ぶべくもない。
その辺のクレイジーの徹底ぶりは流石といえるのだが。

↓ オフィシャルHP
http://fire.gaga.ne.jp/

↓ ルブダン風Dr.マーチンのシューズ
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↓ 日本のストは元日から営業しているぞ
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↓ 可愛らしさ、情緒、奥ゆかしさなど、日本のストの圧勝だ
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