前回につづきアーカイブ編。
とどまることを知らぬスト魂は、アメリカの“ゴンゾー・ジャーナリスト”ハンター・S・トンプソンのように、俺をここまで突き動かしていた。
今年の3月頃の未公開記事だ。

あれはある春の日のことだった。
神楽坂。
駅街場の反対側、排気量の多い交通路を抜け、スマホの地図と照合する。
薄寂れたビル。
オフィスビルのようでもあり、そうでないようにも見える。
イリーガルな雰囲気が立ち込める階段を昇っていた。
その先の一室、唯一無二の図書館に向かって。

正会員 入会金10,000円(即納) 月会費3,500円(入会時2ヶ月分前納)
準会員 入会金15,000円(即納) 入館料4,000円
ともにワンコピー50円

ビジター 一日5,500円 ワンコピー80円

女性限定「夜の図書館」
水曜19~21時
一日1,500円

フル磨りガラスの扉の向こう、半端なく知的さ漂う女性が受付にて説明してくれた。
事前にネットで見ていたとはいえ高い。容赦なき料金。
初めてであると伝えると、所定の用紙を提示され住所・氏名・電話番号などを記載するように言われた。
ビジター料金を選択。カバンは受付での預かりで、代わりに番号札を渡された。
司書は先の方を含め女性二人。
「うちはオリジナルにこだわっている」とのこと。資料のことだ。
まぁその資料というのがバチバチのS○物、いやそれすら凌駕し得るものなんだから恐れ入る。
いや、浮世離れしているというべきか。

異空間、明らか常連と思しき人が3人。
1人は視聴覚部屋でうねりを上げている。
他2人は研究者の如く熟読している。

そんな中、俺は懐かしのエ○本を探した。
あの投稿の一ページ。
いや~何号のどの部分だったかな~。
10数年ぶりの邂逅。
頭の中で巡り続けていたその写真画は、以前のイメージとはやや違って見えた。
やはり初見の印象は偉大というべきか・・・。
これらの発掘や解読に4時間以上要し、すでに刻閉館間際(汗)。

「相対性理論とは何か」
質問されたアインシュタインはこう答えた。
「好きな女の子と時を過ごしていると時間が経つのが早く感じるだろ。逆は長く感じる。つまりそういうことだよ」

投稿誌との真剣勝負。
その間俺は相対性理論の中に居たのだろう。
このままでは記憶の中のエ○本との再会のみで終わってしまう。
ここに立ち入った第一目的はそうではないのだ。
↓のサイゾー氏、キングファイルの画像右から二つ目を見て欲しい。
http://www.cyzo.com/2011/05/post_7292.html

『ストリップ劇場・踊り子関連資料』

目的はこれだった。
ちなみにこのサイゾー記事を書いた北村ヂン氏、以前新宿ロフトプラスワンでの占い仮面合コンイベントの際女の子も交え一言二言話したことがある。
これも縁というべきか。

当該資料を探し狂いようやく発見。
気になる中身は・・・
日劇ミュージックホールや梅田OS劇場のパンフ、またそれらのスクラップ記事が収められていた。
従って期待していた近年のスト劇との繋がりは皆無である。
驚いたのは、当時は21景とか多景だったこと。また、川端康成がなぜスト馬鹿だったかということまで書いてあったことだ。
スト馬鹿すぎた川端は『伊豆の踊り子』という本まで書き、アメリカでそれが『Izu Dancer』と訳されキレたとか。
これらはノーベル文学賞受賞者ですらストが大好物であったということを如実に表している。

入館して5時間。
とうてい時間が足りるわけがなかった。
人はこうして正会員になっていくだろう。
因みにこの日入館した人は、閉館まで誰も出なかったことを付け加えおきたい。

cf. ↓公式HP。三島由紀夫の楯の会ならぬ「桐の会」のページが凄い。但し閲覧注意。
http://pl-fs.kir.jp/pc/top.htm

↓ 桜と切腹は紙一重である
photo:08

↓ 5F。以前大阪谷9で通ってた真性M女専門店もこんな感じだった

 

 

photo:01


↓ 実はS○及びフェティ○ズム専門館である

 

 

photo:02
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