いよいよ11中、明日から第45回 金銀銅杯が始まる。
 

ストリップ界でもっとも権威のあるイベント、金銀銅杯。

といっても、おおよそ権威らしくないのが東寺であり、DXであり、ストといったところか。
そして、金銀銅杯とは名ばかりで、実は何もない。いや、昔は投票で金銀銅を決めていたそうだが、今や形骸化している。
が、そんな中でも弱冠の権威を保ち続けてられるのは、開館記念と被せ、あえて3回回しの特興にし、所属を問わずスト界を代表するような踊り子を集結させる点にあろう。

と、なると、ファンは投票でもアンケートでもない最も深遠なことをやってしまうんだな、これが。

えっ、何をやるかって?

そんなもん一つしかないでしょう。

金銀銅、心の判定だ。

銭でもなく、メダルでもない、もっと大切なこと。
スト客個人個人の心だ。
その心を最も鷲掴みにした踊り子が、金なのである。
第一、投票とかしたら選挙やオリンピック委員会みたいに、義理とかホームディシジョンとかいろいろ起きてしまうだろう。
そしたら、東寺所属の山口あゆみさんが有利なる可能性もある。心愛ちゃんが初期設定で金をとっているとか・・・。
なので、そんなもん一切関係なく、誰にも抗えないからこそ、己自身の心の判定は尊いのだ。

まっ、そして、自分は一歩先にやってしまったんだな。
その判定に対する心の準備を。
まぁ、初めての劇場でいきなり金銀銅賞は、あまりに刺激的だ。やはりそこは、それなりの準備をもって心してかからねば自分が驚いてしまう。
そんなわけで、主観、独断、偏見にまみれた事前予想は以下のとおりだ。


金・・・真白希実

折角の京都、お寺、浜劇レポでもお伝えした人生初の日舞を披露したら、正直この地球上に誰も上回る人がいないのではなかろうか・・・。
また、baby dollかbaby boyも世界遺産級である。
但し、大混雑が予想されるので、ポラはいつも以上にサクサクとなる懸念がある。
昨年のリベンジなるか。今やロック座のツートップであるその舞いを遺憾なく発揮してほしい。

銀・・・HIKARU

金銀銅杯のディフェンディングチャンピオン。非ロック系の最高峰に徒手空拳で上り詰めたカリスマ。ポラの達人。
気さくで飾り気のないHIKARUちゃんは、男の背中を後押ししてくれるかのような舞い、人柄だ。
心の判定では、ロックのツートップを撃破した実績もあり、現在金銀銅杯連勝中。ファンの誰しもタイトルの防衛を望んでいるだろう。
今年はどんな演目を見せてくれるか。大幅にパワーアップした真白さんを凌ぐ舞いを見せれるのは、やはりHIKARUちゃんだろう。
そして、HIKARUちゃんは、金銀銅杯に強い。かつて、名人戦になると異様な強さを発揮した棋士がいたが、それ同様やはり勝負師の素質があるのだろう。
激勝の末、金を取るHIKARUちゃんの姿を見たい! ファンの願いはその一つだ。

銅・・・清水愛

おいおいおいおいっ!、芽美だろう! とか長谷川凛さんだろ、山口あゆみさんだろ、素人だろ、といわれる方もいるかもしれない。
しかし、一日でも先に業界入りしたものが姐さんと呼ばれるスト界。多少の年功序列というか、いや舞台をこなした経験値も関係する。まぁそれらを勘案しなくても清水愛さんのベッドポーズとか凄いのだ。無論ダンスもすごい。それは、以前SNAの時のレポであげさせてもらった通り。
確かに、上野特興で見事すぎる変顔を決めHIKARUちゃんや早瀬みなさんを制した芽美さんほどのキャラはないだろう(あの時はHIKARUちゃんをPL学園、早瀬みなさんを池田高校に例えると、やりたい放題の芽美は取手二高だった)。
が、やはり清水愛さんは、現時点において銅に値する実力者だと思う。逆に言うとそれだけのものを、またそれ以上のものを期待したい。


以上が心の事前判定である。
まぁ、楽しみ方は人それぞれなんだが、せっかく伝統もあり、金銀銅杯という名称もまだついているのだから、こんな楽しみ方もどうだろうか。
最近登山中、社の後輩に「若い人にストリップの魅力が伝わってない」と言われたがある意味同感である。
ギャンブルや格闘技より健全、安全であるスト。
初心者も踊り子の切磋琢磨感を充分に楽しんで頂きたいと思う。