有栖が飛んだらしい。
昨夜と今朝方本人のブログで謝罪と復帰希望の更新があった。
ここ最近、ブログ更新が途絶えていたので(とはいってもそれ以上に更新のない姐さん方は沢山いるのだが)、疲れたのかなと思っていたが、やはりそうだった。

「飛ぶ」・・・この言葉が、犯罪者が捜査を躱すため海外に逃避することを指す「高飛び」という言葉からきているように、社会通念上褒められる行為ではない。特に雇い主にとっては、示しがつかない面もあるだろう。 が、日本の場合、退出の自由や雇用の流動性が他国に比べ比較的ないと言われ、大抵の会社で「飛ぶ」現象は見られるものである。
今回、有栖さんが一時飛んだ(?)ことに対して賛否両論あったようだが、一スト客として、飛んだことにより情感が増した有栖さんを見たいと思う。

踊り子は表現者だ。
歯車の一部となって働くリーマン労働者とは多少趣が異なり、少々飛ぼうが素行に難があろうが魅力的な踊りを見せてくれれば上等だ。
むしろ素行に多少の難があったほうが、魅力的に見え、また品性良好な踊り子さんとのコントラストが映え、客としては楽しめるだろう。
その一方、素行が良かろうと悪かろうとステージが悪かったら、はっきりダメと言える世界である。(最近リーマンも別の理由でそうなりつつあるが・・・)
なぜなら、いわゆる社員ではなく、ストリッパーは自らの才能で稼ぐプロであるからだ。
一般社員やアルバイトは、まずは義務として生活のため労働しその対価に賃金を得ている。
よくどこぞの会社あれ、経営者やそれに洗脳された社員が「お前はプロだろう」とハッパかけているシーンを見たりするが、概ねお門違いである。お金貰って働いていても、才能で稼いでなければプロではないのだ。
その点踊り子は、正真正銘のプロといるから、それがマズいステージやってたら最もダメでしょ、ってことである。

つらつらと述べてきたが、何十日も休みがなかったりもする代わりのきかない業界。普通飛びたくもなるだろう。
篠崎ひめさんのような鉄人的な踊り子は稀である。
仮に無断欠勤した踊り子をそのことで嫌になれば、別の踊り子を応援すればいいだけではないだろうか。

もしも私がストリップのシシ神様であれば、鏡乃有栖をこのタイミングで東寺金銀銅杯に投入する。 考えただけでもわくわくする。香盤順は2景目辺りがベストだろう。そもそもロックのコ3人は多いだろよ。
まぁ、それだけの実力はあると思うし、つまるところ復帰を期待してるよ。