ボスが奇跡的に復活する時、こちらも嬉しくて、窓から覗いては、今日も来てる、元気になれよ!なんて、声をかけ、餌を与えていたわけです。

ところが、頻繁に庭に姿を現して、餌をくれー、ニャーゴと太い声で泣きます。

あれ?さっきあげたばかりでないの。
えらい、食欲旺盛ではないの。
まっ!いいか~、生き返ったわけだし…。なんて、ニャーゴ ニャーゴとなく度に餌をあげてました。

ある日、餌をあげた後、ボスが餌を残して姿を消しました。

あら、変なボス。あんなにニャーゴ ニャーゴ鳴いてたくせに、餌を残して行くなんて、もう、知らないよ。てな具合で、気にもとめてなかったのです。

で、しばらくして、何気に庭を覗いてびっくり!

薄汚れて、痩せこけた白い雌猫が餌を食べてて、そのよこでじっとそのボス猫が寄り添ってみてるじゃありませんか!!

もう、びっくりですよ~。て言うか感動しました。

ボスは相変わらず、ニャーゴ、ニャーゴと私から餌をもらい、その光景はずっと続きました。

そして、晴れて二匹は夫婦となり、その子供、またその子供と親子ボスとしろの三世代同居の猫達が今うちにいるわけです。

ボスもしろも飼い猫だったらしく、最初から逃げることもなく、なついています。

でも子供達が出来ると、私を威嚇して決して寄せ付けようとしませんでした。

そして野良猫集団が出来てしまい、私のえさやりが、大きな原因となったわけです。
ある日ボスはよたよたしながら、うちの庭にやってきた。あぁ~、この猫もまたうちの庭にきて、最後はうちの敷地で死ぬのかな~?また市役所の清掃課に電話しなくちゃ。なんて考えてた。

家には当時飼い猫は、四匹いた。最年長のふじの出産の度に、新聞広告に出して、結構遠くまで、子猫の里親宅まで連れていったものだ。どんなおうちで、どんな方に飼われるのが心配でしたから。

そうして、残された子猫と母親のふじの避妊手術を決意した。

合わせて10匹は手術した。まとめてしたから、お値段もまけてくれたけど、当然万単位だから、現金もなくカード払いだった。

でも手術してまもなく、交通事故や原因不明の突然死で、最後に四匹が残った。

その時、ペット葬祭など知らず、市の清掃課に頼んだら、花を詰めて、ハンカチで覆った猫ちゃんをいれた箱を受けとるやいなや、バッカー車にぽーんと投げ入れたのをみて、これはあまりに可愛そうで、職員におもわず、もう少し飼い主に考慮した受けとり方を考えて下さいとお願いしたら、その後からは軽貨物の車でとりにきてくれています。ちなみに飼い猫は有料で野良猫は無料です。

飼い猫も避妊手術したばかりなのに、死んでしまい、野良猫も冬場は、うちに温泉を引いていて温かい場所を求めて、温泉の管が通ってる土の上や温泉の湯気があがる、台所近くの側溝のところで、死んでいました。

そんな猫を飼うことが出来なくて、いつもエサと水をあげていました。でも大抵力つきて死んでしまうのです。
ボスもそうだと思いました。
三日ほど瀕死の状態でした。

でもボスは復活して、今の一族の始まりだったのです。

飼うつもりもなく、放っておいたことに、今は本当に後悔しています。

だから、その責任をとる為に、今は飼い慣らすことから始めています。 なかなかこれが難しいのよね~。
うちの野良猫1号は雄猫のボスと言います。
いまだに、私はそのボスだけは、ちょっと気に入りません。

うちの家猫を何度も襲い、かなりの重症をおわせたからです。

そもそも、この辺に野良猫はいなかったのです。それはそれは静かな住宅地でした。

近所も結構犬や猫を飼っていたし、猫は家の中と外は自由に出入りしてた。
犬だって、いつもはつながれていたり、家の中で飼われたりしてたけど、たまに放したりはしてても、近所の皆で、可愛がっていて、どこの犬だの猫だの話していたよな~。
長閑で平和でした。
もちろん今も平和ですけどね。

あの頃(15年前)の飼い猫や飼い犬達は、本当に天国だったと思います。

近くに森があり、鳥や虫達もたくさんいたんよな~。

うちの家猫達もよく森まで私の後ろをついてきて、散歩したよね。
それなのにここ最近は私がいる時以外は外に出さないし、ほとんど家の中です。

二年まえに、その森はすっかり無くなり、分譲住宅地となり、いまは新しい家が出来て、車も増えたからです。
その森が無くなる5年前かな?猫を捨てる人が増えたのよね。

しかも飼い猫だったようで、すごくなついて、人のところにやってくるの。

ボスもそんな捨て猫だったみたいです。

その頃うちの最年長のふじ(現在15歳)は強くて、ボスを追いかけ家には寄せ付けなかったんよな~。

それでボスはうちの前の優しいお姉さんに餌を貰っていたようだ。