ぐりことチュウジ その2 | セミュウの花日記  〜花製作所〜

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C'est Mieux セミュウの花たち♡

ウエディングの花、日々の暮らしに生きる花たち。
花好きオバサン ninaの毎日。

 

 

 

10月があと半分だ‥‥

 

この不揃いのいちじくをいただいた夏の終わり

イヒヒって笑ってたのが昨日みたい

今年、シスターのいちじくは豊作だったらしい♪

 

なんだか 秋が短くて

つまらない よね?

 

 

 

 

 

 

さて、前の続きを ♡

 

ウサギカメ

 

運動会の委員は

9月から本格的に忙しくなるわけで

それほど大役ではない

 

なので、夏休みの間

上級生から出された課題をお互いの家で

協力して仕上げることにした

 

初めて訪れたぐりこの家で

チュウジはあっと驚くほど 美味しい羊羹をいただいた

だけど、お家がデカくて 落ち着かない、、

 

 

いっぽう土手を歩いて、商店街を行くと

雑貨屋さんがあり その2階にチュウジの家があった

 

実家は、文具品からパンツのゴムまで扱う日用雑貨のお店

母は、着物を縫ったり 日本舞踊を教えながら

彼女を女子校に通わせた

理由は、長女が我が道を行く のタイプで

家を早くから出たきりだったから

 

チュウジの家の隣は 牛乳屋さん

ぐりこは ここで

初めて瓶牛乳の立ち飲みを経験した

 

そして、運動会までの共同作業は

チュウジの小さな部屋で行うことになる

 

ぐりこの見たチュウジの部屋は

ぐりこにとって夢の部屋

 

 

そこは

ザ・宝塚♡ だった

 

 

現在の宝塚ホテルにて

 

 

宝塚スターの写真や雑誌

少女漫画が山積みされた部屋

階下の駄菓子、食べ放題!

 

 

宝塚に憧れていたぐりこ

宝塚オタクのチュウジ

 

もう運動会どころの話ではない〜!

 

 

いつか私を宝塚歌劇に連れて行ってほしい♡

 

ぐりこのお願いは チュウジにとってお手のもの

後々、チュウジのエスコートで実現されたという

 

 

 

 

 

長いお話にお付き合いありがとうございます -

 

この二人は実在した人たちで

ぐりこさんは、私の母の旧友です

ぐりこさんとはずいぶん昔に

我が家で お会いしたことがあり

「チューちゃんのぬか漬けがいちばん美味しい」

と召し上がっていたのを覚えています

と言うわけで、チューちゃんと呼ばれていた母が

チュウジです

母は、おそらくご本人に「ぐりこ」とは呼べず

仲間内でつけたアダナだったと聞いています

その名の通り、今も有名な

「⚪︎⚪︎グリコ」のお嬢さんでした

残念ながら、ぐりこさんは十数年前に亡くなりました

 

そしてチュウジもこの夏

ぐりこの待つ空に旅立ちました

(母のことは また書けるようになればと思います)

 

母たちのキラキラした夏の思い出

聞かされた話を思いながら

二人を偲んで ここに記します

 

nina