『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』
こういう女がいるから、世界は面白いのですねえ。
イタリアの華、女傑、カテリーナ・スフォルツァ
ドラマでは、教皇に敵対する勢力のひとつ。
カテリーナ・スフォルツァの武勇伝としては、有名なのが、これ↓
子どもと共に、敵に捕らわれたカテリーナ。
城の外から、家臣に城を明け渡すよう言うが、家臣は拒否。
「私が城の中へ行き、
3時間以内に城を明け渡すよう、説得する。」
と、城へ戻っていく。
が、待てど暮らせど戻って来ない。
翌朝、敵が、子ども達に剣をつきつけ、脅す。
「戻って来なければ、子ども達を殺すぞ」
現れたカテリーナ。
自分のスカートをぱあっとめくりあげ、
「馬鹿者どもめ
子どもなら、ここから、また何人でも生めるわ」
・・・
そんなタンカをきった話
500年以上たっても語り継がれている女、歴史上、他にいません。
そのエピソードが、『ボルジア家』でも見られました
教皇に呼び出されるが拒否。
教皇にひざまずくことはしない。
「私は、誰にも服従しない」と。
フォルリ城の前。
息子が教皇軍に連れ去られ、
カテリーナは城に戻るも、息子は残酷にも傷つけられる。
なすすべもなく、ただ見ているしかない、カテリーナ。
息子の叫ぶ声、
涙を流す母。
城主として、城を守る。
そして、
「生きて必ず、ボルジアに復讐する」
と誓う。
翌朝、
教皇軍は、「息子を殺すぞ」と脅す。
カテリーナは、城砦の上からスカートをめくりあげ
「ボルジアめ!
私は、これから10人だって生める!」
と叫ぶ。
(ただし、実際に戦ったのは教皇軍ではなく、
この点は史実とは異なります)
・・・・・・・・・
カテリーナ・スフォルツァ、
名門貴族、美貌と知性、男勝りの気性。
女優さんがハマりすぎです。
気品があり、したたかで、激しくて。
実際のカテリーナ・スフォルツァも、こんなふうだったのかな~
まさに、
「私は、誰にも服従しない」のセリフが似合う女だったことでしょう。
・・・と、すごく楽しませてもらいました。
あー、面白かった。