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Julie Rose

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紫禁城と韓国の宮殿を比較してみると、規模において、紫禁城の方が大きいが、
そこで演奏された宴や祭祀音楽がないことに比べて韓国は祭祀音楽はもちろん寿斉天と處容舞をはじめ、様々な楽歌舞を聞いて演奏もできる。


ユネスコ世界無形文化遺産に登録された韓国の文化財のうち、二つが中国で始まったので、孔子と彼の弟子たちに法事を行う時演奏する文廟(ムンミョ)祭礼楽と朝鮮時代の歴代王と臣下に祭る宗廟(ジョンミョ)祭礼楽だ。


このような宝物を韓国に伝えてくれた、宋の徽宗は、道教に心酔して仏教寺院の僧侶たちを追い出して道人たちを呼び入れた廢佛事件でも有名だ。
インドから入ってきた外来宗教である仏教を排斥して土俗宗教である道教を
信奉した皇帝だったので、国粋的な傾向も強かったというのも自然に思い浮かぶ。


韓国の'高麗史'によると高麗睿宗8年と11年に宋の徽宗が祭祀音楽家'大晟雅楽'に使われる楽器と儀物を送ったが、
そのうち睿宗8年(1113)9月にアン・ジクスンが宋に行って徽宗がくれた新楽を持ってきた。
睿宗11年(1116)にはワン・ジャジとムン・コンミが宋の大晟楽をもたらしたという。


昔は国家の綱紀を正すのに音楽が大きな役割を果たした。
なので、世宗大王は、政局が安定されると祭礼音楽の整備に力を注いだ。
世宗実録には王が編磬(へんけい)の製作に直接関与して多くの臣下に諮問を求めたエピソードがあちこちに頻繁に掲載されている。

中国の影響を受けた祭礼音楽だが、今の中国では消えた音楽でもある。
代わりに韓国で演奏されているのが文廟祭礼楽。

その旋律を聴くと、一つの音を一直線に吹いて最後の音を少し引き上げるのが全部で、みんなが同じ長さで吹くため、リズムの節奏もない。
このような音楽が宋代と高麗朝の音楽だ。

たとえ祭礼音楽が告祭の面を持っているとしても、遅い速度で、のっぺりした音が宋代の音楽だった。
ところが、今の中国の人たちが出したアルバムの唐代、宋代の音楽を聞いて見れば、朝鮮後期の音楽よりも速く、絢爛たる技巧を発揮する。
古典に対する感覚を失ったようだ。


韓国 文廟祭礼楽



中国雅楽




とにかく中国で消えた文廟祭礼楽が韓国で東洋最古の音楽で残っているため、孔子の故郷の人たちはもちろん、台湾でも
彼らの祖先に法事を行う旧音楽を学ぼうと韓国を訪れる。
中国の宮廷音楽の影響を受けたベトナムでも編磬を作る技術を学ぼうと韓国を訪れている。韓国伝統音楽にあっては良いことだ。


孔子を祀っているこの音楽の枠組みに韓国の音と節奏を入れ、郷楽化したのが宗廟祭礼楽だ。



唐楽器(中国の楽器)と郷楽器(韓国の楽器)を混合編成して韓国伝統音楽とリズムを演奏したので、最近の言い方で言えばフュージョン音楽だ。
その試みも画期的だったが、高麗時代の俗楽を宮廷の宴会の音楽で使って、これを祭祀音楽であげた固定観念の脱却と主体意識ということでもっと意味がある。


中国の文廟祭礼楽に先王らに祭祀を行ってきたとき、
"私たちの先祖は私たちの音楽を聴いてたのに、亡くなった後なぜ中国の音楽を聴くのか?"と反問した人が世祖だ。
以後、父王の世宗が整備した文廟祭礼は、中国の孔子と彼の弟子たちのための祭祀に限られた。