写真に一番大きく写っている教会、
「聖ペトロ聖パウロ教会」は
Brnoのシンボルです。
バロック式のカトリック教会で
丘の上に聳え立ち
いつも私たちを見守ってくれているように
感じます。
この教会の鐘ですが、実は
朝11時に、12回(正午の合図)鳴ります。
その理由は、三十年戦争まで遡るようです。
三十年戦争時、スウェーデン軍がボヘミアに侵入し、
ブルノを包囲しました。
スウェーデン軍は、
「もし8月15日の12:00までに
私たちがブルノ市を占領していなければ、
攻撃を止める」
と約束するのです。
ブルノ市民は協力してアイディアを生み出しました。
「そうだ、1時間早くに大聖堂の鐘を鳴らそう!」
そしてこのアイディアの通り、
1時間早い11時に12回大聖堂の鐘を鳴らし
見事にスウェーデン軍を撤退させるのです。
(何てチェコらしいエピソード!)
それ以来ずっと、大聖堂はブルノ市民に
11時に正午の合図を送っています。
ちなみに、ブルノは三十年戦争で
スウェーデン軍を撃退した唯一の都市です