昨日は千代田の鳥仲間と久しぶりに神田北口

のいわし料理専門店「すゞ太郎」さんで夕食、

と言っても結局は飲み、相手に合わせてやや

ぬる燗の「會津ほまれ」だけで刺身やなめろう、

つみれなどを堪能した。店には親父さんの息子

も出ていていい跡継ぎが育ってきたようだ。


よもやま話の中で、相手は出版関係なので

どうしても本の話題になるが、封切り早々の

「蜩ノ記」を見てきたという。著者の葉室麟も

誉めていた。そうか、やはり見なければ。


「ふしぎな岬の物語」を見て、やはり原作も

手に取ってみようと休み明けから読み始め、

昼で読み終えた。とてもいい!映画と原作と

それぞれに良かったと思える作品に久々に

出会ったと思う。しかし今回は映画が先で

良かったかな、本を読みながらそれぞれの

場面が浮かび、登場人物のイメージもずれ

がない。キャスティングも脚本もいい。

原作では客に合わせた音楽がキーになるが

これも改めて聞いてみたくなった。


で、店内にある絵の主題でもある虹だが、

映画を見ていて、そうだろう、と察しのついた

ことが、原作にはすでに書いてあり、悦子さん

も気がつくことになる。ここはネタばれになら

ない程度でやめておこう。原作と映画、欲を

言えばモデルになった岬に足を運ぶことを

お薦めする。


さて、「蜩ノ記」はいつ見ようか・・・