季節は冬、しかも真冬のような寒さ、しかし、都心の紅葉は
まだこれから本格的になるところも多い。
今日、千代田の野鳥と自然の会の観察会で歩いた明治神宮
もまだ晩秋の趣き。
久しぶりに唐沢先生に案内をお願いしてあったら寒い中にも
かかわらず20名弱の参加者となって賑やかに歩けた。
北門から入り、まずは神宮の森の歴史を少し、再生した
自然の森としては世界的にも貴重なものだそうで、広葉樹
を主とした植林が成功したとのこと。その分、落ち葉が多く、
さらに風情がある。
今季は冬鳥が多いという情報が多く、都内でもマヒワやウソ
を見た人もいて、オシドリがいるはずの北池にも期待したが
オシドリは留守で、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、そして
なんとカワセミをコンパクトデジカメでも写るくらいの間近で
見られ、幸先良し、と皆大喜び。
クスノキやコナラ、スダジイの実の違いなど解説を聞きながら
芝生広場に出ると、石けんの木、ムクロジがあり、しばし観察。
ケヤキのヤドリギ、伸び伸びと育ったコナラの大木、どんぐり
と砂利とどちらが多いか、という参道を歩き、本殿の前に出ると
婚礼の列も見え、遅い七五三参りも見かけ、南参道からは
大勢の参拝者が出入りしていた。
御苑内に入り、お決まりのクロジに挨拶、南池ではまたカワセミ
がいた。近くでヤマガラに手から餌をやっている場面も見られ、
少しにわか雨には降られたが、原宿前の中華で美味しいランチ
をしていたら晴れ上がり、いい気分で解散となった。




