11月初の連休、千代田の野鳥と自然の会の行事で
外房・鵜原へ一泊してきた。恒例の泊まり込みでの
翌年の行事予定の立案。今回は全体の観察会の
下見も兼ねる。本来は昨年来て、今年の行事に組み
たかったが、あの大震災のあとで、海岸沿いは諦めた
経緯がある。
↑は鵜原理想郷の展望台からの眺め、スマホの
パノラマ撮影からトリミング。素晴らしい環境で、ここで
昼食にしたが、漁港がいくつもあるのでトビが多いのは
ご愛嬌だが、ハヤブサも飛び、ジョウビタキやアオジ、
ホオジロ、メジロなどの小鳥も多く、クロサギとウミウに
会えるのがうれしい。
クロサギは真っ黒だが、つや消しなので濃いグレー、と
いった感じで黒っぽい岩礁にいるとなるほど保護色、
目立たずに見つけにくい。白っぽいサンゴ礁の多い
沖縄など南方には白いクロサギというわけのわからない、
詐欺のようなクロサギがいるそうだが、正直よくわからない。
↓これはアオサギとのツーショット。早朝の散策ではコサギ
も見られたので、本当に黒いウミウと合わせて各色揃って
見られたことになるか。
九十九里の南になるのにめずらしくリアス式のため
トンネルが多いが、これは手掘りの抜け道、軽トラなら
通れるらしい。
山道にはいろいろな花もさいていたが、鳥にちなんで
ホトトギスを一つ。
海の博物館をゆっくり見学したあと、せっかくきたので
海中展望塔も見ていこうと、海の中へ下りてみた。
たまたま漁師さんも驚くほどの比較的静かな海だった
ので、見通しもまずまずでたくさんの魚が見られた。
海の博物館の展示も盛りだくさんで勉強になるが、
やはり自然の姿をじかに見るのは楽しい。
見た鳥のまとめ、トビ、ノスリ、ミサゴ、ハヤブサ、ハイタカ、
アオサギ、クロサギ、コサギ、ウミウ、ウミネコ、セグロカモメ、
イソヒヨドリ、ジョウビタキ、メジロ、ホオジロ、ヒメアマツバメ、
アオジ、カワラヒワ、モズ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、
カケス、ハシボソガラス。
会のお出かけは車で乗合が多かったが、今回は電車も
便利ということで往復してみたが、遠く感じていた外房も
意外とスムーズにアクセスでき、楽なことがわかり、
予定通り、来年の計画に組んで、全体の観察会に来る
ことにした。個人的にもついつい山へ向かうことが多いが
海沿いもなかなかいいものだ。






