12日の十五夜、秋葉のオフィスからの帰り道、神田川にかかる

和泉橋にさしかかると、なにやら人だかり、みんなケータイやら

スマホのカメラを構えている。


ん?そうか、十五夜の月が神田川の下流、ビルの谷間にきれいに

昇ってきて川面に光りが長く映っている。しばしの情緒。


昨日は十六夜(いざよい)の月、しかし、これは撮る人はなし(^_^;;


いざよい、立待ち、居待ち、寝待ち(臥し待ち)と続き、少々出るのを

ためらう十六夜のほうが情緒があるとした書物などもあるが、まあ、

仕方ないかな。ちなみに十三夜は10月9日になるという。


それにつけても仲秋の名月を愛でる時期にまたまた残暑厳しく、

節電指示を解除したらとたんに暑くなるなどは梅雨明け宣言すると

雨が降ったりするパターンに似ていて皮肉と言えば皮肉ですな。


9月14日付西日本新聞朝刊より引用

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/263241

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政府は先週、東京電力と東北電力管内で大口需要家に昨夏より15%

の節電を課した電力使用制限令を解除した。石油危機以来、37年ぶり

の制限令だったが、東電管内に限れば当初予定の今月22日から2週間

近く前倒しして終了した。

 猛暑だった昨年より気温が低めに推移したことに加え、企業や家庭の

節電が奏功し、電力危機の回避にめどが付いたためだ。せっかく芽生えた

節電・省エネ意識を大事に定着させたいものである。

 東電は福島第1原発事故後、今夏の電力不足を850万キロワットと

見込み、ガスタービンを増設したり老朽化で休眠状態の火力発電所を

再稼働させるなどした。

 一方で、最大需要見通しを当初5500万キロワットとしたが、電力制限

が始まった7月1日以降、実際の電力需要は8月18日の4922万キロワット

が最大で、ピーク時の電力供給力に占める使用率は90・1%だった。

90%を超えたのはこの日1日だけで、80%台が37日もあり、計画停電

などの危機的状況には至らなかった。

 制限令が発動されなかった他電力管内も同傾向で、九州電力管内の

8月の最大電力需要は予測(1718万キロワット)の9割以下にとどまった。

「お客さまの協力で助けられました」(東電広報部)と言う通り、企業や家庭

の節電は全国的に予想以上に成果を上げたと言っていい。

 首都圏では始業時間を早めるサマータイム制を採用した企業も多く、

鉄道各社もこれに合わせてダイヤを組んだ。オフィスは空調温度を上げ

照明を落とした。製造業界も自動車を中心に土日操業、平日休業でピーク

電力を平準化するなど、会社や組織挙げての節電だった。

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