このあいだ知り合いが、なんか好きな作家のライトノベル新刊がようやく出るとか言って年甲斐もなくはしゃいでたんですよ。それで、ならばねえと!とか言って(その必要はないと思うが)意気込んで買ったみたいなんです。それでどうだったか後で聞いてみたら、あんまり楽しみにしすぎてたみたいで、読むのがもったいないとか言い出して、まだ読むの我慢してるとか言うんですよ。読んじゃったら終わりじゃねえかって、まだだまだだとか言いながら読まずにいるらしいんです。それでその新刊を読まずに放置して、表紙とかがたまに目に入るのが苦しいってんで、今では袋に入れて隠してるんですと。たまにそれを思い出したように袋から出して、待ってろよおとか言ってまた我慢するんだそうです。
おまえそれでいいのかよ?と聞いてみても、読んでしまった後の喪失感を考えると今こうして我慢していた方がいいのだとのたもうた。
素晴らしきオタライフですね。彼は別にその作家しか見えてない偏屈なやつじゃないんですよ。他に好きな作家もたくさんいるし、多趣味で他に好きなことはたくさんあるのに、です。それだけ好きなものに対する愛があるんですね。
キモイでしょ?普通じゃないでしょ?
でもそれがオタってものなんです。自分の好きなものを堂々と好きと言える、夢中になれるものがあるひとたちなんです。
わたしもそうでありたい。