今日ニュースで、風評被害で農作物がまったく売れなくなってしまった農家の方が、自ら命を絶たれた件が報道されました。

奇しくも、昨日僕が実食レポートを書いた直後のことでした。

売れない、経済的に苦しい、そういう問題もありますが、農家の方にとって作物はわが子と同じ。

毎日畑に出向き、具合を見て水をやり、手入れをして、おいしくおいしく育つよう願いながら日々愛情を注いできたもののはずです。

スーパーで見かけるでしょう、農家の方の顔と名前が付いていて、私たちが愛情かけて育てた野菜です、というポップ。

無残にも捨てられていくわが子を見て、亡くなられた農家の方はいったいどんな心境だったのでしょうか。耐え難い苦痛だったと思います。

僕は自分の無力さを感じています。僕ひとりではどうしようもなかったのかも知れないけれど、少なくとも、被災地の野菜をおいしく食べてる人間がいるということを知ってほしかった。

もし、亡くなられた方がこの僕の写真つき実食レポートを見ていて、コメントを投げてくれて、僕が答えていたら、自ら命を絶たなくても済んだのかな。ほんのちょっとかも知れないけど、希望をもってもらえたのかな。

これ以上の犠牲が生じる前に、ひとりでも多くの農家の方に希望を持ってもらいたいです。

もし、お知り合いに農家の方がいたら、いるかも知れなかったらこのブログをメールで教えてあげてください。

お年寄りなどでもどうか、携帯に表示させて見させてあげてください。

東京に実際に被害作物を食べていて、コメントやメッセージをくれれば答えてくれる人がいることを知ってもらいたいです。コミュニケーションさえあれば、自殺は防げる気がするのです。

みなさん、どうかよろしくお願いします。


【3月29日】

オペレーション・オツカイ

サブウェイ水道橋店。

僕は今日も被災地の野菜を食べました。テイクアウトで取引先との待ち合わせ時間に、おいしく頂きました。