お久しぶりです。




6月はジューンブライドと言うくらい本当にこの月は結婚式が多いみたいで、私も今月2回出席してきました花嫁




連休取ったりしたのでその分の仕事が山積みで毎日あわあわしながら働いていますあせる




今日は久々に何も予定のない休日だったので映画を見に行くことにしました。




法隆寺・薬師寺の棟梁西岡常一(1908~1995)の宮大工のドキュメンタリー。




タイトルはズバリ!『鬼に訊け』




公式HP↓

http://www.oninikike.com/


今日が上映の最終日で、しかも朝1回のみなので時間に余裕持って家を出たんですが、梅田がどこも工事中でぐるぐる回って最後は走ってギリギリ間に合った感じでした。




西岡常一と言えば日本を代表する奈良の宮大工。




祖父・父に続く三代目として昔から大工の英才教育を受けていました。




工業高校を進学させようと思ってた父親に農業高校に行かせなさいと祖父が反対したため結局農業学校に進学。



全く農業に興味がなかった西岡でしたが、自然のありがたさ、土の仕組みなどを学び、後に仕事に大きく役立ったという。




戦争に行く直前、法隆寺に「もし私が必要なら生きてここに戻らせてください。もし必要なかっったら死んでもしょうがありません」とお参りしたというエピソードにはホロりとしましたしょぼん




無事戦後から帰ってきて再び法隆寺の修理に携わるのですが、戦後なので仕事がほとんどなく、身の回りの物を売ったり田んぼや畑を耕したり、あくまでも民家は作らないという宮大工のプライドは持ち続け生活していました。



『木(特にヒノキ)』を 『神様』と呼び弟子たちには「木を買うな、山を買え」と教えてきたそうです。



どんな環境でどんなふうに木が育ったのかを見て、それに合った建て方をするよう心がけなさいという教訓だそうです。




また、コンクリートや鉄筋を組み込むのを極端に嫌がり、幾度となく学者やお寺側と対立して新聞に載るほど大論争になったそう。




そこで名づけられたのが『法隆寺の鬼』。




また、創建当時に使っていたやりの形をした『ヤリガンナ』を復元。




予告動画にも映ってるんですが削れた屑がとても美しいです。




たくさん経験をされた西岡さんだからこそひとつひとつの言葉に重みを感じます。




平日の朝なのに30人くらい観てる方がいました。






全国でも公開しているんでしょうか、ぜひ皆さんに観ていただきたいです。


木に学べ―法隆寺・薬師寺の美 (小学館文庫)/小学館

¥580
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以前働いていた本屋の近くの高校で、この本が夏休みの課題図書になっていました。



なんていい選書なんだろうと思った記憶があります。


早速私も読み直してみようと思います本