当時フランスから持ち込まれたルネルスをお手本に始まったと言う日本のツーリング車は、輪行と言う独特の発展をしてきたそうです。

自転車をバラしてコンパクトに袋に入れ、電車などの交通機関で運ぶ輪行が日本独特なものなんて驚きました。

泥除け(マットガード)の付いていないロードバイクならともかく、ツーリング車の輪行ではこのデリケートな泥除けをどうするかが大問題です。

 

 

それで今回の泥除け分割工作になるんですが、一般的にはリアの泥除け(マットガード)行います。フロントはフォークごと抜いてしまうか、泥除けを丸々外してしまうので必要ないことが多いからです。

 

初めから分割加工されているものも売っていますが泥除けのデザインが限られるのと、ゴツくスマートじゃないので今回は採用しませんでした。

 

 

分割金具はこの穴のあいた金属です。近くあいている二つの穴で泥除けとフレーム本体に固定して、離れたネジの切ってある方で切り離される側の泥除けを固定するように出来ています。単純ですが仕上がりを見ても乗っても分かる通り良く出来てます。

 

 

さあ分割加工を始めましょう。まずはフレームに泥除けをつけている穴に分割金具を取り付けて残りそれぞれ二つの穴と、ノコギリで切って分割する位置を決めていきます。

 

 

分割金具は泥除けの裏側に取り付けますので穴の位置は裏に取り付けた状態でボールペンでマーキングします。

 

 

緊張のノコギリでしたが不安をよそになんの問題もなく美しく切り離すことができました。切断面をヤスリで整えて、ぴったりと合うか確認しました。

 

長くなってしまったので今回はここまでに、次回で加工取り付け終了です。