最近、日本の結婚式でもよく見かけるようになった、花嫁の“ブーケトス”。


花嫁がブーケを投げる習慣は、昔々のフランスから・・・

そもそも、花嫁のガーターベルトを奪い合う古い習慣が起源となっており、
14世紀初期のフランスで、

「花嫁のガーターを得ることは、幸運なこと!」

と見なされ、
誰もがお式の終わりに教会に駆けつけるようになりました。


花嫁はガーターベルトが容易に取れるようにゆるく留めておきましたが、
それでも彼らは格闘でしばしば怪我をしていたようです。


そこで、ある賢い花嫁は、
ガーターベルトの代わりに、自分の持っていたブライダルブーケを投げました。

この習慣が普及し、幸運な女性 or 少女がこの花束を捕えれば、
彼女が次に結婚すると言われ継ぎ、今日の“ブーケトス”に至っています。



他に、これまた欧米の結婚式から“チャームケーキ”という古い風習もあります。


最近ではとてもポピュラーなウェディング演出として、
日本でも数多くの披露パーティに導入されつつあります。


現に、アメリカ人の挙式後パーティを手配する中で、
この“チャームケーキ”の場には何度となく携わってきたということもあり、
私の大好きな演出のひとつでもありますね。

既に情報収集でご存知の方が多いかと思いますが、
ここで今一度ご紹介させていただきます。



【アメリカ式チャームケーキの楽しみ方】



まず、挙式当日にブライズメイドを務めてくれた女性陣へ、挙式後のランチの際に、
感謝の意味を込め、お礼のリング型ケーキを用意します。

ケーキの中央からは、各単色のリボンが四方に垂れ下がっており、
その先に隠れているリボンの先端のチャームを見つけ当てる!という
ちょっとした幸運探しのゲームです。


ブーケトスのように、「次に幸せを手に入れるのはだーれ?」という意味があり、
それぞれの意味を持つ幸運のチャームと合わせて、
カップルからの自筆メッセージを見つけます。

リボンを引くのは、ブライズメイドだけでなく、ゲストの中にいる独身女性、既婚女性、
学生や子供まで、女性であればどなたでもリボンを引く権利があります。


欧米で好まれる幸運チャームは、“指輪”や“小さな馬車”。
指輪は、ステキな異性の出現を意味し、馬車は幸せの訪れを意味すると言われていますね。



その他、アメリカでは一般的に、
コイン(幸運をもたらす)、飛行機(旅行に行ける)、電話(特別な知らせが舞いこむ)
などのチャームに人気があるようです。

チャームケーキの中央からは、それらの幸運を下げたリボンが垂れ下がり、
チャームの付いたリボンの先端が見えないように、
ケーキトップには生花がキレイに飾られています。

これは、女性ゲストにはとても喜ばれるイベントではないでしょうか♪



チャームケーキとは別に、
主役の二人がメインの“ウェディングケーキ”の風習についても触れておきますね。


まず、ウェディングケーキに最初のナイフを入れることは、
花嫁の伝統的特権と各国で言われています。


迷信では、他の人が最初にケーキを切ると、
花嫁の幸福と繁栄が切り分けられると言われたり、

別の古い習慣では、ケーキは輪で作られ、
それに触れた人が次に結婚するという信仰もあります。


そして更に別の風習では、女性ゲストが、自宅にウェディングケーキの断片を持ち帰り、
それを枕の下に入れて寝れば、未来の夫が夢に現われる!
という言い伝えも残っています。



世界は広い!!

ひとつの結婚式の風習をとってみても、様々な習慣や迷信があり驚くばかりです。


「私は日本人だから!」

と言っても、既に日本のスタイルもかなり欧米化しつつあり、
どれが本当に日本古来の風習なのか、
正直、私たちもハッキリと線が引けないのが現状です。


昨日のベールの由来にも触れたように、
どれを信じるか信じないかは、あなた次第だということ!!


さぁ!世界中の情報が手に入る、この情報過多の世の中。

あなたはどの国のどんなスタイルを
自分たちの結婚式に取り入れてみたいですか??



★「ウェディングケーキ」について書かれたブログ(18件)はこちら♪★http://blog.with2.net/link.php/36688