永年Wプランナーの仕事を続けていると、
様々なタイプのカップルと接することになる。

今日は「意味深なお客様」第一弾ということで、
不倫中のカップルをご紹介したい。


結婚式というものは、リーガルとブレッシングと2種類あり、
日本で行われる教会挙式や披露宴パーティはほとんどが「ブレッシング=お祝いセレモニー」とされている。

私がアメリカで働いていた頃。
「急なんですが、明後日にでも二人だけでひっそりと式を挙げたいんですが・・・」というカップルが日本からみえた。

二人だけでひっそりと・・・という海外挙式を望むカップルは多いけど、
明後日というのはあまりにも突然なオーダー。

事前準備をしていた様子もなく、突然思い立ったのか・・・
でも私たちは、二人に来店表を書いてもらうと一瞬でピンっ!ときてしまう。

あっ、不倫カップルだ!って。


不倫カップルだからといって手を抜くことはない。お客様はお客様(笑)。
「とにかくL.A滞在中に式を挙げたい」という彼女の強い希望があったようで、早速手配をかけ始めた。

教会というのは急には手配が不可能。
考えたあげく、邸宅でのガゼボ挙式をご用意した。

基本的には、海外でのお式もリーガル希望がない限りブレッシング式なので、予め入籍証明を確認する必要がある。但し、そのときはガゼボ挙式という、あくまでもカタチだけのセレモニーであったため、入籍証明は必要ないとお伝えした。

ご希望通り、かろうじて2日後に無事お式を済ませた二人だったけど、確かにあの二人は意味深な関係だったと思う。彼女を満足させてあげるためだったというか・・・

きっと二人のステキな思い出になったかな。
まぁ、こんなカップルは年間2~3組はお会いできる。