仏式のご葬儀の時に、浄土真宗以外で必ず使用するお道具があります。

 

故人に対して、導師が行う引導作法(引導文)前に使用される模造品のお道具なのですが、それは何かいうと「松明(たいまつ)」なんです。

 

その昔葬儀と火葬を外で行っていた時の名残なのですが、いまでもご葬儀の際は、その点火の様子を式の中で形だけ行っています。

 

この松明は二本束ねられた状態の物を使用するのですが、これはなぜかと申しますと、昔は遺族代表である喪主と、葬儀の執行者(引導を渡す役目)である導師と呼ばれる中心僧侶の二人によって、故人の安置された場所に火を点けていたのが理由とされています。

 

 

現在はもちろん葬儀式場で実際に故人様の眠っている柩に火を点けることはできませんし、喪主様が式中に松明を持つこともないので、ご導師が喪主様の役割も一緒に合わせて、形式として行っているような感じですね。

 

その松明はどうするかというと、ご導師が柩の上に置いたり、祭壇に向かって投げ込んだり様々です。

 

その後引導文を読み上げて、最後に「喝~ツ!」と叫び、故人様に引導を渡すわけです(この導師の叫び方も実はいろいろあるんですが、長くなるので割愛します)。

 

その松明は、炎が燃えているように先端を赤くして模造しているのですが、たま~に本当に燃やしてしまうお寺様がいらっしゃるので、実は困ってます(当社の模造松明は手作りなので)。

(当社の手作り松明)

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