お葬式の依頼が発生し、ご遺体を安置したあと喪主様やご遺族の方に宗旨宗派をお伺いするのですが、その際「ウチは禅宗です」とお答えいただくことが多くあります。
そして、「菩提寺のお寺はどちらですか?」と再度お尋ねし、「○○寺です」とお答えいただきます。
菩提寺がある場合はそれでいいのですが、もし札幌でお付き合いのあるお寺がない場合は、改めて遠く離れた実家のお寺名もお尋ねします。
遠く離れた実家の菩提寺が、どなたかご親戚の方が檀家として継いでいるのであれば、こちらで同宗派のお寺を問題なくお手次することができます(もちろん実家の菩提寺から札幌のお寺をご紹介いただいたりもします)。
なぜそこまでご遺族の方にお尋ねするかというと、実は「禅宗という宗派はない」からなんです。
「禅宗」とは、「曹洞宗・臨済宗・黄檗宗」の禅を基本とした三宗派のことを合わせた、「総称」なんですね。
ちょっと変な例えですが、「札幌・函館・釧路のことをまとめて北海道」・「東京・神奈川・千葉のことをまとめて関東」と言ってるのと同じことなんです。
葬儀屋さんの失敗例で、「ご遺族が禅宗と言うから曹洞宗のお寺を紹介したら、実は臨済宗だった」なんてことも実際にあったりします。
ちなみに札幌での禅宗比率としては、曹洞宗が9割以上を占め、残りが臨済宗となります(黄檗宗は札幌にはありません)。
曹洞宗二大本山の一つ總持寺(石原裕次郎さんの石原家が檀家さんで有名ですね)
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