伊勢谷 友介(35)
ファッションモデル、俳優、映画監督、美術家といろいろな顔を持つ才能豊かな男。
俳優でいながら、『白洲次郎(2009年)』と『龍馬伝(2010年)』(ともにNHK)を除くと、ここのところテレビドラマにはまったく出演していない。
(映画はここ数年「十三人の刺客」「人間失格」「あしたのジョー」「カイジ2 人生奪回ゲーム」とたて続けに出演しているね。しっかりそれらは観たけど…)
映画には出演するが、テレビドラマには出ない理由を伊勢谷は、
『(連続ドラマは)監督が一人ではない場合が多いため演出の統一性がなく、
また、視聴率に左右されて脚本が変わることが
(映像に関わる人間として)飲み込めない』と語る。
なかなかの兵(つわもの)だ。
伊勢谷は、東京藝術大学に現役合格。
同大美術学部デザイン科卒業後、同大学院美術研究科修士課程修了。
大学在学中にモデルとしての活動を開始。以後、CM・雑誌、
ファッションショーなどに出演、
ファッションブランド 「プラダ」のミラノコレクションにも参加した。
当初はファッションデザインの道に進もうと考えたが、
同校では映像について学んでいる。
それ故、映像についてのこだわりは強い。
ここ数週間、伊勢谷が映画監督2作目となる『セイジ―陸の魚―』(2/18公開)の
プロモートに苦手なバラエティー番組にも精力的に出演して、自作映画を宣伝していた。
そんななか、出演した『チューボーですよ!』(TBS系)で、司会の堺正章(65)に
「腹違いの兄が山本寛斎なんです」と告白。
その告白に、堺も仰天。
「えぇー? 本当ですか?」と声をあげた。
33才と親子ほど年が離れた世界的デザイナー・山本寛斎と兄弟(異母兄弟)というから
堺ならずとも皆が驚いた。
(しかし業界人には寛斎との関係は周知の事実だったようだね)
ぎんたもこのカミングアウトを聞いて驚いた。
あの寛斎の義弟(腹違いの弟)とは….
両名の親父さんは紳士服の仕立て屋(テーラー)で、
名だたる技術コンテストで入賞するほどの腕前だったという。
一方で女性にもかなりもてた人物で、結婚、離婚を何度も繰り返した。
寛斎が生まれた後、33年が経ち、当時の妻との間にできたのが伊勢谷というわけだ。
やはり同じ親父さんからのDNAを受け継ぐ子同士は
どこか似た気質を持っているんだね。
寛斎も若いときから頑固一徹。
熱き魂の男で、誰(世間)が(自分の服に)何を言おうと関係ねぇ...
わが道を行くタイプ。
ぎんたのブログでNHK連ドラの『カーネーション』を取り上げているけど、
寛斎は若い頃(名が売れる前)コシノジュンコさんの下で働いていた頃があるんだよね。
やはりジュンコさんと同様に、若い頃の寛斎の服はサイケで奇抜で(前衛的で)
「ちょっと誰が着るの?」という(少々下品な)代物だったけど…
時代は変わり、ある時期から(平成になってからかな)けっこうハイセンスな
洗練されたものを創るようになって注目してたことがある。
しかしなぁ、時代の寵児とモード界で注目を集めた寛斎氏も68歳。
コシノジュンコさんは72歳。
月日が流れるのは実に早いものです。
ではでは。(^-^)/