スキマ送りに(ry 第23話「氷に潜む牙。氷結界の虎王ドゥローレン召喚!」 | 東方自伝録

詩織 LP:4000(先攻)
八雲 LP:4000



詩織「私から行かせてもらうね。ドロー」
八雲(確か詩織のデッキは氷結界だったな。見たことのないカードか……どんなカードが出てくるのか楽しみだぜ!)
詩織「私は手札から『氷結界の武士』を召喚」


 氷結界の武士
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1800/守1500
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが表側守備表示になった時、
このカードを破壊し、自分のデッキからカードを1枚ドローする。


詩織「これでターンエンドよ」
八雲「モンスターを召喚しただけか、ずいぶんと余裕だな」
詩織「まずは様子見よ」
八雲「んじゃ、様子見程度じゃ意味がないって分からせてやるぜ!」
八雲「俺のターン、ドロー!」
八雲「俺は魔法カード『クロス・ソウル』を発動するぜ!」


 クロス・ソウル
通常魔法(原作効果)
互いのプレイヤーは、場のモンスターをリリースする場合相手の場のモンスターをリリースする。
発動時、相手はモンスターをアドバンス召喚することができる。


八雲「このカードはお互いのモンスターをリリースして、アドバンス召喚ができるカードだ。しかも発動時に相手もアドバンス召喚できるんだが、残念ながら俺のフィールドにはモンスターがいないぜ」
詩織「……まず手札に上級モンスターいないしね」
八雲「そりゃ残念だったな。んで俺はお前の場の『氷結界の武士』をリリースして、『カオス・マジシャン』をアドバンス召喚するぜ!」
詩織「ふぅん」


 カオス・マジシャン
効果モンスター
星6/光属性/魔法使い族/攻2400/守1900
このカード1枚を対象にするモンスターの効果を無効にする。


八雲「バトルだ! 『カオス・マジシャン』でプレイヤーにダイレクトアタック!」


「――カオス・マジック――」


カオス・マジシャン 攻2400
詩織 LP:4000→1600


詩織「っ……!? 痛いの貰っちゃってごめんね」
八雲「気にすんなよ。俺はカードを1枚セットして、ターンエンドだ」
八雲(俺がセットしたのは相手の攻撃に反応して発動する罠『炸裂装甲』だ。俺の場には『カオス・マジシャン』がいる。このモンスターの攻撃力を上回るモンスターを召喚されても対処できるってわけだ)

詩織「考え事は終わった? 私のターン、ドロー」
詩織「永続魔法『ウォーターハザード』を発動するよ」


 ウォーターハザード
永続魔法
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
手札からレベル4以下の水属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


詩織「このカードは自分フィールド上にモンスターが存在しないとき、手札からレベル4以下の水属性モンスターを特殊召喚できる魔法よ」
八雲「なんちゅーか、厄介なやつだな」
詩織「私はこの効果で、『氷結界の封魔団』を守備表示で特殊召喚するよ」


 氷結界の封魔団
効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1200/守2000
手札から「氷結界」と名のついた
モンスター1体を墓地へ送って発動する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
次の自分のターンのエンドフェイズ時まで
お互いに魔法カードを発動する事はできない。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


詩織「次に『氷結界の術者』を召喚」


 氷結界の術者
チューナー(効果モンスター)
星2/水属性/水族/攻1300/守 0
このカード以外の「氷結界」と名のついたモンスターが自分フィールド上に存在する限り、
全てのレベル4以上のモンスターは攻撃宣言をする事ができない。


八雲「チューナー!?」
詩織「そう。『氷結界の術者』で『氷結界の封魔団』をチューニング!」
詩織「氷結界に潜む獰猛な牙よ、今こそ我の剣と化せ! シンクロ召喚、『氷結界の虎王ドゥローレン』」


 氷結界の虎王ドゥローレン
シンクロ・効果モンスター
星6/水属性/獣族/攻2000/守1400
チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
???


詩織「そして装備魔法『ビッグバン・シュート』を発動するよ」
八雲「攻撃力400ポイントアップと貫通効果を付加させる装備魔法か……でもそれじゃあ俺の『カオス・マジシャン』と同じ攻撃力。せいぜい相打ちが限界だぜ?」


 ビッグバン・シュート
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は400ポイントアップする。
装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターをゲームから除外する。


詩織「誰もこの子に装備するなんて言ってないよ。私は『カオス・マジシャン』に装備させる」
八雲「なにっ!?」


カオス・マジシャン 攻2400→2800


八雲「何を考えている?」
詩織「そこで『氷結界の虎王ドゥローレン』の効果発動! 自分フィールド上の表側表示のカードを任意の枚数手札に戻すことが出来るよ。この効果で戻した枚数分×500ポイント攻撃力がアップするよ」
八雲「な……お前が狙ってるのはまさか!?」
詩織「そう。『ビッグバン・シュート』にはこのカードがフィールド上から離れたとき、装備モンスターをゲームから除外するっていうデミリット効果があるの。つまり、装備されていた『カオス・マジシャン』はゲームから除外されて、私の『氷結界の虎王ドゥローレン』は攻撃力が500ポイントアップするの」
八雲「そんなコンボがあったとは……」


 氷結界の虎王ドゥローレン
シンクロ・効果モンスター
星6/水属性/獣族/攻2000/守1400
チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
カードを任意の枚数手札に戻すことができる。
このカードの攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで、
この効果で手札に戻したカードの枚数×500ポイントアップする。


氷結界の虎王ドゥローレン 攻2000→2500


詩織「これであなたの場にはモンスターがいないわ。バトル! 『氷結界の虎王ドゥローレン』でプレイヤーにダイレクトアタック!」
八雲「させるかぁ! リバースカードオープン、罠カード『炸裂装甲』」


 炸裂装甲
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター1体を破壊する。


八雲「攻撃してきた『氷結界の虎王ドゥローレン』を破壊するぜ!」
詩織「ふぅん。じゃあ『ウォーターハザード』の効果発動。手札から『グリズリーマザー』を守備表示で召喚して、ターンエンド」
八雲「リクルートモンスターか……」


 グリズリーマザー
効果モンスター
星4/水属性/獣戦士族/攻1400/守1000
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1500以下の水属性モンスター1体を
自分のフィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。


八雲「俺のターンだ、ドロー!」
八雲「俺は『熟練の黒魔術師』を召喚するぜ!」
詩織「『ブラック・マジシャン』召喚布石のモンスターね」


 熟練の黒魔術師
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1900/守1700
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。魔力カウンターが3つ乗っているこのカードをリリースする事で、自分の手札・デッキ・墓地から「ブラック・マジシャン」を1体特殊召喚する。


八雲(詩織の場には『グリズリーマザー』がいる。あいつを戦闘で破壊すれば攻撃力1500以下の水属性がとんでくる。奈菜香とのデュエルを見た限りじゃ、氷結界シリーズは基本的に低ステータスだったはず……チューナーを呼ばれるのはまずいな……)
八雲(でも、そんな危険ばかり考えて先へ進めないようじゃ男じゃないぜ!)
八雲「バトルだ! 『熟練の黒魔術師』で『グリズリーマザー』を攻撃!」


熟練の黒魔術師 攻1900 VS グリズリーマザー 守1000


詩織「ありゃ、てっきり攻撃しないのかと思ったけど」
八雲「リスクを恐れてばかりじゃ何も変わらないぜ」
詩織「ふぅん、まぁいいや。『グリズリーマザー』の効果発動! デッキから攻撃力1500以下の水属性モンスターを攻撃表示で特殊召喚するよ」
詩織「私はデッキから『氷結界の術者』を特殊召喚」


 氷結界の術者
チューナー(効果モンスター)
星2/水属性/水族/攻1300/守 0
このカード以外の「氷結界」と名のついたモンスターが自分フィールド上に存在する限り、
全てのレベル4以上のモンスターは攻撃宣言をする事ができない。


八雲「げっ!? やっぱりチューナーかよ」
詩織「分かってたのに攻撃したの? なんで?」
八雲「主人公だから!」
詩織「は?」


一見八雲が優勢かに見えたが、相手はプロデュエリストの滝川詩織。
何が起こるか最後まで分からないのがデュエルの鉄則。
迫り来る氷結界の脅威に八雲は立ち向かえるのか……。



~あとがき~


久しぶりに書いたぜ!


予定(今週の日曜)からだいぶ遅れてしまったがすまんな(・∀・)


以上、あとがき終了。