患者様から何度も「チタン インプラントとセラミック インプラントのどちらを選択すれば良いですか?」という質問を受けますのでここでそれぞれのシステムがどの様に違うのか、そしてどのような利点があるのかを説明致します。 

 

また、特性、審美的な懸念、価格に関する懸念を比較する事で明確な方向性を示して客観的な決定を下せるようにしたいと考えています.

 

セラミックインプラントに関する質問は徐々に増えています。 現在、全インプラント総数ではチタンインプラントが世界中で 90% を優に超えています。 それにもかかわらず、セラミック インプラントの割合は増加していると言う理由があるのです。

 

安全性

安全性については何よりも科学的に信頼出来る研究、経験、結果が基本となります。つまり、これらの研究・経験・結果が何処でどの位の期間存在し、どれだけ質が高いかという事です。 この点においては長い間市場に出回っていて世界中でよりよくテストされているチタン製のインプラントに軍配が上がります。

 

審美性

まず一見して暗い色の チタン インプラントは審美性の面でセラミックインプラントに劣る事に議論の余地はありません。 チタニウムインプラントの場合には上顎の前部又は大きな笑顔で口を広げて話す時に歯茎に完全に埋め込まれたインプラントからわずかな灰色のキラメキが見える事があります。 特に歯茎が薄い場合は僅かな骨があっても起こりやすくなり、ほぼ白色のセラミックインプラントが装着されている場合には全く起こらない事です。 つまりセラミック インプラントが挿入されている場合には歯茎越しの透明感の光学効果がより一層良くなると言う事です。

 

生体適合性

 

生体適合性と言うのは原材料がアレルギー反応を引き起こさないことを意味しますので明らかにセラミックインプランの方が優れています。 ただ、チタンの場合 純チタンならアレルギーはほぼゼロですが、表面部分の露出が少ない場合、装着時や挿入時、咀嚼時、歯磨き時にいわゆる「酸化チタン粒子」が漏れるという欠点があります。

 

 この粒子はマクロファージの侵入を介して血中の炎症反応を引き起こす可能性があると言う疑いがありこの炎症反応は治療中にも治療後に発生する可能性が有り治癒の問題を引き起こす可能性もあります. 言うまでもなくセラミック インプラントの場合には酸化チタン成分は全く存在しませんので生体適合性の点ではチタンにに比べて遥かに優れていると言う事になります。

 

この問題については200ユーロ程の費用で患者の血液を採取して炎症の程度や進行状況を判定する検査をする事が出来ます。この検査で判明する炎症反応の程度と状況によって患者にセラミックインプラントかチタンインプラントの何れを薦めれば良いか判定する事が出来ます。

 

物質特性

 

ここでは様々な要因の考慮が必要です。 引張強度と圧縮強度の点では、セラミックインプラントは現在、チタンインプラントよりも優れた性能を発揮しますがチタンは実用性と復元力の点で非常に優れていると言う違いがありますが、実際の実用での違いはほとんど無視出来る程度です。 つまりざお材料特性の点からはどちらのインプラントも同じ様に推奨する事が出来ます。 実用面での「脆さ」(モロさ)、つまり何かが剥がれる傾向があるという点ではセラミックはチタンに比べて劣ります。

セラミックとチタンの比較をする場合にはこれがセラミックの唯一の重大な欠点です。 耐荷重能力と曲げの関係を表す弾性に関してはセラミックはチタンよりも優れています。 適応症の多様性と範囲に関してはチタンインプラントは市場で長い間支配的な地位にあったため多くの利点がありました。個々のアバットメントを作成し非常に特殊な状況に対応するための多くの直径、多くの研究、および多くのオプションが開発されて来ました。 しかし、その間にセラミックシステムは明らかにチタンシステムに急迫しました. 変動性に関与する最大の要因は、二部構成のインプラントでこのチタンシステムを埋め込む唯一の方法のように見えたインプラントは顎に部品を入れることでした。 アバットメントはワンピースなので既にインプラントの一部であり安定性が保たれていました。 しかし、このピンは歯の部分のどこかに収められなければなりませんので舌の動きの邪魔をして話すときに問題を引き起こし、又、治癒を制限するという問題もあります. セラミックインプラント システムの革新的な点は現在は二つの部分に分かれていると言う事です。 だから、顎に埋め込む部分があり、これはフラットカバーキャップで治癒します。 修復の場合アバットメントはカーボンスクリューで固定されます。 全体が力学に関して同様の方法で機能するので非常に優れた改造品です. 顎には軸があるため、インプラントを顎に少し斜めに配置する必要があります。これは、顎が解剖学的に事前に形成されておりクラウンが軸方向にある必要があるためです。 ここを数度でも変えられるとすれば、個々の上部構造が設定できるのは30度までが現実的です。 したがって、チタンインプラントがセラミックインプラントよりも優れていたという最大の要因はすでに除外されています。 その結果、顎全体にロケーターやテレスコープ又はその他のバー要素が供給される場合個々のタイプのアバットメントパーツを使用してより個別に作業できるようになり特別な場合にも対応できるようになりました。 ただ、基本的にチタンはセラミックより変動性に優れているのは明らかな利点です。

 

価格

 

改善されたセラミックインプラントは価格が高くなります。 より長期間市場に出回り確立され何百万回販売され使用され来たものは当然より安価になります。 セラミッククラウンを備えた二部構成のセラミックインプラントでは、セラミッククラウンを備えたチタン製インプラントと比較して、約 150 ~ 300 ユーロの追加費用が掛かりますが時間の経過と共に改善されて行く事でしょう。

 

実際の使用

 

実際に装着をする点ではインプラントと入れ歯の二つの領域があります。 入れ歯に関してはチタンとセラミックの間にはわずかな違いしかありません。 インプラントの分野ではセラミックに対して少し注意が必要です。 つまり、より少ない圧力とより少ない力で装着をする必要があります。 又、インプラントを埋入する前に骨を完全に準備する必要があります。 より少ない圧力と労力でインプラントをほとんど張力のない状態で挿入する事が出来、骨を加熱する事無くインプラントの直接挿入で所謂軸方向の変化を補う事の必要が無くなります。 この為にセラミック インプラントを使用する場合はより綿密で適切な計画をする必要があります。 今ではすべてのセラミック インプラントの3D 画像を撮影出来る事が議論されているほどです。

セラミックインプラントの表面はチタンインプラントに比べて非常に滑らかですがチタンインプラント表面の粗さが治癒の助けになると同時に炎症を起こす原因にもなっています。 現在の研究によるとセラミックインプラントはチタンインプラントよりもインプラント周囲炎を起こす原因にならないと言う事のようです。

 

結論: セラミックまたはチタンのインプラント?

以上をお読みいただいた結果貴方は自分で決めることが出来ると思います。 貴方が旧態をご希望ならばチタンを選ばれる事でしょうし、新しい技術をご希望であればセラミックをお選びになると思います。 審美性を重視してすべてが美しく白く自然に近い事をお望みならセラミック、より安全性と価格を重視されるならチタニウムを選ばれると思いますがインプラントは各個人向けの施術ですから金属を使わないで暮らすのならセラミックが選択肢です。

「私のチームと私は、あなたが最初から間違いのない相談相手とお感じになる事を心掛けています。 特に多くの歯を交換する必要がある場合、歯科インプラントの選択は必ずしも容易ではないことを私たちは知っています. ご遠慮なく私たちにご相談下さい。