ある爺さんとお茶 | 山﨑豪 ブログ

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陶芸家山﨑豪 Gallery&Ceramic art studio

 あるお爺さんに届け物をしたとき「お茶でも飲んでいきなよ」とお誘いがあったのでお言葉に甘え一休憩。そのときのお話・・・。

 急須に茶葉をいれ、湯冷ましにお湯を入れてそのお湯で小さな茶碗を暖めまた湯冷ましに戻す・・・沈黙・・・・。そのお湯を急須に入れて・・・沈黙・・・。しばらくしてもういいかな?といってぐい呑みくらいの茶碗にたっぷりとお茶を入れてくれて、はいどうぞ。いただきます。なんか味がある。というか初めてお茶の味を味わったと言えばいいか、そんな感じがしてなんかしっくりときました。おいしいと思いました。その時僕が「結構お湯冷ましたり時間かかりますねー。小さい茶碗も見たことあったけどお茶飲むのに自分では初めて使いました。」と言うとお爺さんは「まー時間が無いときはお茶なんて飲まないし、茶っ葉は高いからそんなに沢山注いでたらお客にお茶だせん(笑)。みんなで少しずつ呑むんだよ。」と言いました。ふとその時初めてこんなにゆっくりしたお茶の時間を過ごしたと思いました。待つ時間=急ぐのをあきらめる時間、とでも言うような・・・。無論そのときから僕は急ぐのをあきらめるための時間をつくるために、急須などお茶時間のための道具をつくっています。皆さんも是非一度ゆっくりお湯を冷ましてお茶を入れ、急ぐのをあきらめて見てください。話は変わりますがベトナムコーヒーと言うのもこれまた呑むまでに時間がかかります。またそれにはまっている僕がいます・・・。待つ時間にはまると結構良い感じです。