集合的無意識 LEVEL3 | 映画解釈 (感想でも評論でも批判でもなく)

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いつもお世話になっております

お手軽Wikipediaさんからの抜粋 (ぜひ、寄付をしましょうね)

集合的無意識(しゅうごうてきむいしき、ドイツ語:Kollektives Unbewusstes英語:Collective unconscious)は、カール・グスタフ・ユングが提唱した分析心理学における中心概念であり、人間の無意識の深層に存在する、個人の経験を越えた先天的な構造領域である。普遍的無意識(ふへんてきむいしき)とも呼ぶ。個人的無意識の対語としてあり、ユングはジークムント・フロイトの精神分析学では説明の付かない深層心理の力動を説明するため、この無意識領域を提唱した。

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コンプレックス(意識LEVEL2)のさらに下にある集合的無意識(意識LEVEL3)が

PerfumeのアルバムLEVEL3のテーマだと私は解釈している

この言葉を持ち出すと、理解するのが難しいので「夢」という言葉をキーワードだと思えばいい

中田ヤスタカ氏の「LEVEL3っていうのはどう?」っていう発言にPerfumeとスタッフは納得した

意味もわからずに…

いや、無意識のさらに下にある共通認識が「LEVEL3の意味」を理解し共有できたのであろう

だから、「LEVEL3とはどういう意味ですか?」という質問には応えることは出来ない

これは感じるか感じないかなのだ

いや、人類なら「LEVEL3」という言葉を聞いて無自覚に理解できているはずだ

言葉としては説明できない「なにか」を感じ取ることができているのだ

いま、どのくらいのLEVEL? とい言葉に惑わされてはいけない

そういう意味ではないからだ

説明不能な「共通する感覚」を表しているのだ


とある日本で一番美少女である(現在受験生)が、Twitterで「Dreamland」の意味するところが怖い

というようなことを呟いていた

そうなのだ

あの言葉は 怖い のだ

もちろん ふりかえるといるよ も怖いのだ

さらに Clockwork も怖い

1mmだって 最終電車という言葉に  千と千尋の神隠しでのあの電車を思い浮かべた人もいるかもしれない

もしくは銀河鉄道の夜の列車かもしれない

怖いのだ

ただし、この「怖い」というのは 畏怖 の「怖い」である

自分の意識として捉えることが難しい「もの」への念である

だから、私は「夢」という言葉に置き換えてみた


この「怖さ」は「ふわふわ」と同じぬくもりを持っているのだ

それは、Perfumeから感じとることができる「説明の不可能な」優しさなのだ

彼女たちの下積みの歴史がつくったものでもない

三人が出会い  スタッフが彼女たちを愛し 信じ…

世界中の感性豊かな人たちが、国を超えてLIVEを見にしに来るくらい熱中する

説明不能な「行動衝動」の原動力ともなっている

だから

説明はいらない

ただただ音楽に身を任せ身体を揺らせばいい


もちろん中田ヤスタカ氏でさえも、このアルバムの持つ大きな意義に気がついていないだろう

これは、奇蹟のアルバムなのだから…