団地育ちの私は
ご近所の方々と当たり前のように
コミュニケーションを取って
育ってきたので
最近のマンションのあの閉塞感は
若干寂しいような気がする
団地は数多くの棟があったのだが
なんとなくあの棟には
あの家族が住んでいるということは
子供ながらに理解していた
それだけ
挨拶もするし
日常会話があったのだろう
現在私が住んでいる場所は
大阪の心斎橋の近くで
ちょっとイキっている方々が多い場所だ笑
同じマンション内の住人の方々も
勿論挨拶もしてくれるが
あの団地のように
心の底からコミュニケーションを
取る方々は
一人もいない
私もその一人だが
時代の流れなのか
やはり
ちょっと寂しい気もする
よく道で会う
ばあちゃんが居る
シルバーカートを押して
↑こういうやつ ※Google
コンビニでもよく会うし
道端でもよく会う
「にいちゃんおはよう!」と
本当に団地を思い出させてくれる
ご近所のばあちゃんだ
2週間ほど前
仕事帰り
土砂降りで傘をさして歩いていると
そのばあちゃんが
傘もささずに
土砂降りの中歩いている
慌てて駆け寄って
「おばちゃん、傘は??」
とさしていた傘にばあちゃんと入りながら
「無いねんけどだいじょうぶや」
「あかんあかん風邪ひくって
この傘持っていき
俺すぐそこのマンションやから」と言う
「あほは風邪ひかへんから大丈夫や!」と
本当に
昭和のあの頃のままの
ご近所の方の対応
「あかんて、これ渡しとくから」と
半ば強制的に
ばあちゃんに傘を渡して
私は家までダッシュした。
その数日後
私はコロナにかかってしまった
あれだけイキッて
ばあちゃんに
「風邪ひいたらどないするん?」と
言っていたのに
なんとも己は
間抜けだなと
昨日シルバーカートを元気に押しながら
散歩しているばあちゃんを
遠目で見ながら
クスリと一人ほほ笑んだ
体の節々が痛み
海外出張の疲れと風邪のひきはじめかな?
と思い。
昔からお世話になっている
職場の近くの病院に行った
診察前の熱は36.9°
「先生、疲れやとおもうから
ビタミン注射打ってや」
「節々痛いんやろ?
一応コロナの検査しよう」
「コロナ?大丈夫やって」
「検査受けなビタミン注射打たへんからな」
「わかったわ
鼻にギューンするの嫌やねん」
「.みんな嫌や」
そんなやり取りがあり
鼻にギューんとして
検査した
結果が出るまで
先生と看護師の方達と
世間話をしていた
「ほら、見てみコロナや」
「え??」
私は、絶句した
「もうな君の事
どれだけ診てるおもてんの
嫌な予感してん」
自分でもめちゃくちゃ動揺しているのが
わかる。
「仕事・・・」
「休みなさい」
「せやんな」
「働きすぎやから
休めってことや」
「スーツの採寸あるのに」
「お客さんに言い」
「わかった」
「奥さんと子供さんにうつしたら
大変やから実家に帰ってもらうなら
してもらいや」
「うん」
「熱あがるかもしれんから
上がったら飲む薬も出しとくから
はい、お大事に
ゆっくり寝るねんで」
「はい・・・」
職場に戻り
「すまん、コロナになった」
「えーっ?皆がなった時も
絶対かからなかったのに・・・
熱なかったんですよね?」
「せやねん、あの先生
天才やわ」
「取り敢えず
ゆっくり休んでください」
妻と子供は
妻の実家
私は家に帰り
さほどしんどくないのに
仕事を休む自分に
なんだか皆に申し訳ない気がしたが
取り敢えず寝た
2時間くらい経って
目が覚めた
「ん?なんやこれ
めちゃくちゃしんどい気がする」
熱を測ると
38°後半
これはあかん
みるみる
身体がおかしくなってゆく
薬を飲み
OS-1がぶ飲みして
また寝る
1時間おきに節々が痛くて
目覚める
熱を測ると
40°近い
これがコロナか・・・
心が折れそうになる
数日経って
ようやく回復した
ウイルスは弱体化していると
聞いているが
それでこれか
今、またかなり流行っているみたいです
皆様くれぐれも
お気をつけて。
手洗いウガイ必須ですぞ
いやーしんどかったです。
明日から復活します
ご迷惑をお掛けした
お客さん スタッフの皆さん
すみませんでした。
そして
先生ありがとう!