英語発音スクールCEPIOインストラクターの中村です
実は、ネイティブが英語で話すのを聞いていて、いつも気になっていた単語がありました。
それは、私には「ポロジャイズ」と聞こえる単語。
響きが変わっているせいか耳に残っていたのです。辞書で調べたいけど、スペルが分からない
しばらくして、やっと分かりました
「ポロジャイズ」ではなく、「アポロジャイズ」apologize(謝る・わびる)だったという事が
どうりで、すまなそうな顔の時に言っているはず。でも、最初のアみたいな音が聞こえないんですよね
この最初の日本語のアみたいな音、英語の母音だったんです。
日本語のアイウエオのどの音とも言えない音で、あいまい母音という名前が付いています。
しいていうなら日本語のアみたいな音に聞こえる事が多いです。
音声学上ではシュワ"Schwa"と呼ばれています。
この音は、アクセントがある時はしっかり発音されるのですが、アクセントがない時は、音が変化したり、しまいには発音されなくなってしまったりするんです。
CEPIOのレッスンでは、この音の練習として、アクセントのある方をやりますが、今日はあえてアクセントのない方のお話しをしたいと思います。
基本的な発声方法は、アクセントがある、ないにかかわらず、どちらも同じですが、アクセントがない場合は飲み込むような感じで発音します。とても弱い音になります。
例えば
America
about
apologize
最初のa が、アクセントのないあいまい母音(シュワの音)です。
日本語では、「アメリカ」とか「アバウト」と言いますが、ネイティブの発音ではapologizeが「ポロジャイズ」と聞こえるように、Americaは「メリカ」、aboutは「バウト」に近くなります。
アクセントがある時は、しっかり主役をはっているんですが、アクセントがない時は脇役に徹し、他のアクセントのある音を目立たせる、あいまい母音って、そんな音なんです。
英語のアクセントのない音の80%は、このアクセントのない、あいまい母音であるとも言う位、英語では、おなじみの音です。
何か音があるけど聞こえない、そんな時は、あいまい母音が隠れているかもしれませんよ。
このような音が英語にあるんだという事を知っておくと、知らないよりも、聞き取れる音の幅がぐんと広がります。リスリング力がアップします!
英語の発音ってやってみると、何かと発見があって面白いんです
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