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阿川真由です。
ズバリ!
お子さんに、AIを何歳から使わせますか?

最近、生成AIを使っていて
驚いた出来事がありました。
アメリカの建国250周年を祝うイベントが、
在日本アメリカ大使館によって
東京都内で開催されました。
その時のドローンショーの写真が
SNSで流れてきたので、
「元はどこから発信されたものか」
を確かめようと思ったのですね。
少し前に、日米首脳会談で
アメリカのトランプ大統領が来日した際、
高市総理大臣が右手を突き上げた
ツーショットがニュースになりましたが、
SNSで流れてきたのは、
その様子をドローンで表現したものでした。
普段、私は生成AIで調べることは
あまりありません。
自分でいくつかの角度から調べます。
ただ、今回は自分で調べるのが
少し面倒になって、
生成AIに尋ねてみることにしました。
私は、SNSで流れてきた
その写真を提示して、生成AIに、
「このトランプ大統領と高市首相の
ドローン画写真の出所を教えてください」
と尋ねました。
すると、
「ははは!これは大統領選のときの
トランプとハリスの写真を参考に作った
フェイクだよ」
と返事がありました。
しかも、
「高市早苗が日本の首相になったことはない」
と、自信たっぷり。
「いえいえ、現職ですよ」
と突っ込んでも、
「騙されているね。笑わせてもらったよ」
と、なぜかいつもと違って上から目線。
しかも、この時点で私が尋ねた内容に
返答せず、論点をズラしている!!
このままでは、画像がフェイクなのか、
イベント開催自体が偽情報なのか、
それともアメリカで撮影された
ドローン画を使ったフェイク画像なのか
ハッキリしません。
だんだん混乱してきました。
結局、自力で日本の新聞社や
アメリカのテレビニュースの
公式サイトを検索し、確認しました。
実際、日本のいくつかの全国版の新聞や、
アメリカのFOXニュースなどでも
報じていました。
どうやら、
「この写真の出所は新聞、
イベントは東京都内で開かれたもの」
と判明し、フェイクではないとわかりました。
今回は、誰もが知るような人物であり、
公のイベントだったので、簡単に裏を取る、
つまり「事実確認」をすることが出来ました。
でも、あまり知られていない人物や
事柄だったらどうでしょうか。
どうやって生成AIの主張に負けず、
正しい情報を取りますか?
お子さんに、どうやって教えますか?
そもそも、写真一枚に疑問を持って、
調べようとするでしょうか?

私は、自信を持って「全てできている」
とは言い切れません。
ただ、子どもが関心を持ったニュースや、
人の興味を引くような話題性の高い写真が
流れてきたときには、子ども自身で一度、
「自分で調べる」ように伝えています。
その時に、
「なぜこのような写真があるのだろう」
「なぜこのようなニュースが出たのだろう」
と、一旦考えるようにと伝えています。
これを続けてきたからか、
ウチの子はまず、情報をそのまま
受け取らないクセがつきました。
「SNSで流れてきたから本当」
「AIがそう言ったから本当」
「多くの人が話題にしているから本当」
そう決めつけるのではなく、
「本当にそうなのかな?」
と、一度立ち止まる力です。
これは、これからの時代に
とても大切な力だと思います。
今の子どもたちは、親世代よりも早く、
たくさんの情報に触れます。
ニュース、SNS、動画、写真、AIの答え。
その中には、正しいものもあれば、
間違っているものもあります。
一部だけを切り取ったものもあります。
だからこそ、情報を見た時に、
すぐ信じるのではなく、一度立ち止まる。
それだけでも、子どもの情報との向き合い方は
ガラリと変わると思います。
次に育つのは、「出所を見る力」です。
この情報はどこから出ているのか。
新聞社やテレビ局などの報道機関なのか。
公式サイトなのか。
誰かのSNS投稿なのか。
誰かが感想として書いたものなのか。
同じように見える情報でも、
出所によって受け取り方は変わります。
子どもがこの違いを知っているかどうかは、
これからAIを使う上でも大きいと思います。
AIは、便利です。
でも、AIがいつも正しいわけではありません。
それは皆さんご存知だと思います。
そして、AIが間違っている時ほど、
「自信たっぷり」に答えることがあります。
今回、私が驚いたのは、まさにそこでした。
間違っているかもしれない情報を、
堂々と断言されると、人は一瞬迷います。
大人でも混乱します。
では、子供ならどうでしょうか。
だから、AIを使わせるか、
使わせないかだけで考えるのではなく、
「AIの答えをどう受け取るか」を
教える必要があると思います。
AIの答えを見て、
「そうなんだ」で終わらせるのではなく、
「それはどこに書いてあるの?」
「他にも同じことを言っているところはある?」
「これは事実なの?それともAIの判断なの?」
と考える。

この習慣があるかどうかで、
AIの使い方は変わると思います。
さらに、「問いを立てる力」も育ちます。
なぜ、この写真があるのか。
なぜ、このニュースが出たのか。
なぜ、今この話題が広がっているのか。
誰が、何のために発信しているのか。
このように考えることは、
学校の勉強だけではなく、
これから社会に出ていく子供たちに
必要な力だと思います。
今の日本の教育に不安を感じている
ママやパパにとって、AIは
不安な存在に見えるかもしれません。
ただ、AIを遠ざけるだけでは、
これからの時代に必要な力は
育ちにくいのではないかと私は思っています。
大切なのは、AIを使うか使わないかではなく、
AIを使った時に、子どもが
「自分で考えられるかどうか」。
AIの答えをそのまま信じるのではなく、
一度立ち止まり、自分で調べ、
出所を確認できるかどうか。
そこを家庭の中で少しずつ伝えていくことが、
これからの子育てには必要だと思います。
AIは何歳から使わせるべきか。
その答えは、家庭によって違うと思います。
ただ、何歳からであっても、
最初に伝えたいことがあります。
AIは便利だけれど、いつも正しいとは限らない。
AIの答えに負けず、自分で調べる。
疑問を持つ。
写真一枚、ニュース一つでも、
「これは本当かな?」と考える。

