ハワイ発！ CEOキッズアカデミー

話す力が、子どもの選択肢を増やします

アロハ！

突然ですが、
人前で話すことについて、
ご自身ではどのように感じていらっしゃいますか？

自分の考えを
「相手に分かりやすく伝えられている」
と思える場面は多いでしょうか。

実は、大人であっても
「話すことに苦手意識がある」と感じている方は
決して少なくありません。

複数人の前で話すこと。
初対面の方と会話をすること。

こうした場面に対して、
緊張する、苦手意識がある、できれば避けたい――
そう感じる方も多くいらっしゃいます。

では、
お子さんはいかがでしょうか。

「人前で話すのが苦手で…」
「このままで問題ないのだろうか」

このようなご相談を、
私たちは日々多くいただいています。

一口に「話すのが苦手」と言っても、
その背景はさまざまです。

・話す内容に自信が持てない
・周囲の目が気になってしまう
・否定されることへの不安がある
・失敗することが怖い

原因は、お子さん一人ひとり異なります。

現在の子どもたちは、
いわゆるデジタルネイティブ世代です。

対面での会話や電話でのやり取りは、
親世代と比べると、
明らかに減少しています。

日常的なコミュニケーションの中心は、
メールやチャットなど、
文字を用いたやり取りです。

さらに、学びの形そのものも大きく変化し、
これからは

・学び方を自分で選ぶ
・時間や場所に縛られない
・オンライン授業が当たり前になる

そうした時代が進んでいきます。

一方で、
日本の教育は従来からインプット中心であり、
自分の意見を述べたり、
考えを言葉にして発信する
アウトプットの機会は、
決して多いとは言えません。

その状態のまま、
学びがオンラインへと移行していくと――

自分の考えを伝えられる子と、
伝えられない子。

その差は、今後ますます明確になっていきます。

オンライン環境では特に、
どれほど能力が高くても、
それを言葉として表現できなければ、
正当に評価されにくい場面が生じます。

これは非常にもったいないことです。

今後は、
日本にいながら海外の授業を受けるといった
機会も増えていくでしょう。

その場で、
どのように自分を表現できるか。
どのように考えを伝えられるか。

それによって、
評価や選択肢は大きく変わっていきます。

つまり、
「話す力」を伸ばすことは、
子どもの可能性を大きく広げることにつながる
ということです。

先ほど挙げた

・自信が持てない
・周囲の目が気になる
・否定されることが怖い

これらの多くは、
土台となる「自信」を育てることで、
改善が期待できます。

もちろん、経験を積むことも重要です。

ただし、
自信が十分でない状態のまま
場数だけを増やしてしまうと、
うまくいかなかった経験が重なり、
かえって自信を失ってしまうこともあります。

だからこそ、順序が大切です。

焦らず、まずは
「自分は大丈夫だ」と感じられる感覚を
育てていくことが重要です。