社長は覚悟を決め、決断する

先月、はじめて被災地に行ってきました。
東日本大震災で被災し、自社と地元の復興に取り組んでいる経営者4人にお会いしてきました。
仙台から、石巻、気仙沼、南三陸町、陸前高田などを見て回り、一関に宿泊、翌日もう一度気仙沼に向かいました。
お会いした経営者の工場(水産加工)も、平成23年3月11日の震災で、すべての生産施設が津波による被害を受けます。
それでも2011年9月には、一部のラインを稼働させ、復活に向けて生産体制の整備をスタートしたそうです。
この社長は、段階的な復活でなく、スピードを重視した復活の方法を選びます。
危機的な状況下で、この社長だからこそできたことを聞いてみました。
「人脈、土地柄、人柄、ネットワーク・・・すべてを利用します。
利用しますが、最終的には、決断が速いか、遅いかで大きく差が出る。
誰でも、いい結果を求めて行動するが、結果がどうるなるかは、その時になってみないと分からない。
それは、10年後に判断すべきことで、今の段階で判断できるものではない。
今までの延長線上に、バラ色の人生などない。
その中で、何ができるかを考える。それも、瞬時に考える。」とのこと。
”社長にできることは、覚悟を決めて、決断すること”
また、この決断を理解して、同じ方向に、一緒に歩んでくれる社員さんがいる
素晴らしい、話しをお聞きしました。
ちなみに、被災地では仕事が足りないのだろうと思っていましたが、そうとも言えないようです。
3人の経営者からお聞きしたところでは、
求人をしても、”人がとれない”のだそうです。
現在の被災地では、「比較的給料相場の高い建設系の仕事に人が流れる」とのこと。
「人と材料が確保できれば、売上はもっと上げられる」とも言っておられました。
現状では、安定供給が難しいので、積極的な営業活動ができないということです。
このことは、これらの会社の商品力の強さを表しているように思います。
ただ単に、”ものはあるけど売れない”という次元の話ではないようです。
さて、この気仙沼の会社(八葉水産)清水社長の話を東京で聞けます。
7/16(火)18時から、五反田(立正大学大崎キャンパス)です。
http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/common/meeting.php?meeting_id=10298
貴重な機会です。おススメです。
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