飲食店経営者の決断

オープンから2か月で撤退したお店のこと
知り合いの居酒屋さんで飲んでいたときのことです。
オーナーさんから、ある人を紹介されました。
「こちらは今度、近くのビルに洋食の店を出すことになったAさん。」
Aさんは、別の場所で既にお店をやっていて、今度は都市部の駅前に店舗を構えるとのことでした。
お話を聞くと、少し高級なお店で、駅前の一等地には似合うスタイルのように思えました。
それから、数か月後、居酒屋のオーナーさんとお会いする機会があったので、聞いてみました。
「この間、紹介してくださった洋食屋さんはどうですか?」
「いやー、なんと、2か月で撤退だよ・・・」
びっくりしました。残念なことだと思いました。
同時に、ある意味で感心してしまいました。
撤退の決断を下した速さにです。
飲食店を新規に出店する場合、半年や一年は売り上げが低いことを想定して計画をたてるわけです。
それが、予想外に悪い場合でも、しばらくは頑張ってお店を続けます。
テナントに入る時の、敷金(保証金)や礼金も安くない(無駄にしたくない!)ですし、
何より、自分(自社)のお店に対する思い入れが強いからです。
”2か月”というのは、ある意味で、スゴイ決断だと思います。
既に、別のお店を経営した経験があるからこそ出来た”撤退”だったのかも知れません。
もしも、私が同じ立場だったとしたら・・・
ズルズル引っ張って赤字を増やしていたかもわかりません。
また、知り合いの経営者のかたで、業態を変更して成功し、繁盛店をつくったという人もいます。
同じ場所で、数か月から半年くらい様子を見てから業態を変えました。
当初設定した、目標売上と実績などを検討した結果、「このままでは、うまくいかない」と思ったそうです。
飲食業であることは変わりませんが、内装やユニフォーム、メニューなどはすべて変更。
新たに相当な資金が必要となりました。
こういうことができる情報の集めかた、財務的(資金的)な強さはもちろん、
リスクをとる決断というのは、スゴイですね。
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