経理担当者の横領・インターネットバンキング

経理担当者が会社のお金を着服した
・・・という事件は意外と多いようです。
次のニュース記事は、電気設備会社の経理担当者が、下請け業者への発注額を水増しして会社に請求する手口で、104回にわたり同社の預金口座から計約5850万円を引き出して着服したというもの。
(22年4月に同社に税務調査が入った際に発覚。)
msn 産経ニュース
会社の金6000万円着服、元経理担当の女逮捕「マンション購入や生活費に」
2011.11.29 12:14
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111129/crm11112912140013-n1.htm
詳しい手口を、ニュース記事から知ることは出来ませんが、
似たようなケースは、見聞きすることがあります。
弊社が、経理の業務フロー改善のお手伝いで伺った会社の話です。
その中小企業でも、以前、経理担当者が会社のお金を横領したことがあったそうです。
その手口は、実に稚拙で「スグばれる」のになんで?
というような方法でした。
この経理担当者は、会社のパソコンでインターネット(オンライン)バンキングを利用しました。
単純に、会社の口座から自分の個人口座(本人名義)に送金をしただけです。
架空の会社名を使うような手の込んだことはしていません。
普通に個人名の口座に振り込むという大胆というか稚拙な方法です。
以外にも、この横領はスグには発覚しませんでした。
なぜでしょう?
理由は、この経理担当者以外で通帳の記載(記帳)をチェックする人が殆んどいなかったから。
中小企業では、”経理担当の社員が複数いる”というのは稀です。
社長や、親族が自ら担当している場合もありますが、
殆んど一人で、しかも経理以外のことも兼務していたりしますから無理もないことです。
このような場合、どのような対策が考えられるでしょうか?
送金データの作成と、承認は、それぞれ別の人にする
通帳の記載内容は、また別の人が定期的にチェックする
など、
”あたりまえ”のことをキチンとすることで、多くの不正は防げます。
PCのオンラインバンキングは大変便利ですが、
人的な管理は面倒でも大切にしたいですね。
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