震災から三年。
時の流れは早いとつくづく感じる。
あの日は自宅で買ったばかりのケータイをいじってたっけ。
最初はたいした揺れじゃなかった。けど、揺れは激しさを増していった。あんな揺れは初めてだったから思わず外に出た。
あの感覚は初めてだった。
地面が揺れている。
今にも地面が割けてしまうんじゃないか。そんなことが過った。
とにかく揺れが長く感じた。そして直ぐに震源は埼玉なんじゃないか、そう思った。これが首都直下地震か。そう思っていた。
揺れが収まり、家に入って直ぐにテレビをつけた。こういうときはNHK。そう決めていた。
すると震源は東北の三陸沖。と、出ていた。目を疑った。あんな遠い場所が震源なのに。こんなに揺れるものなのか、と。
そしてテレビは映していた。沿岸の海水が引いていくのを。引きかたがちょっと異常だったので津波がくる、なんとなくだがそう思った。けど、きても1、2メートルぐらいだろうと思った。
そして。
もはやこのあとテレビが映し出した光景は言うまでもないだろう。
あの光景、そして後の原発 の爆発は俺の価値観を変えた。
儚く無力。今までは一体なんだったのか。人間とは。自然の前でも人工は無力で抗うことすらできない。
そう感じた。
続く。
