B-29 Bockscar : Dayton, OH USA
「~できる」 can の否定形のお話です。 can の否定形は、2語で "can not” と書くこともできますが、1語で “cannot” と書くのが一般的です。
私は学生のときに can not (can’t) と習った記憶があるのですが(勉強をしていなかっただけかもしれませんが)、cannot の方がよく使われていることを社会人になってから知りました。
知ったきっかけは、Microsoft Word で、can not と打つと、いつも cannot と修正するように指摘されるので、気になって調べてみました。
can の否定形には、cannot を使うのが一般的で、フォーマルな文章にはこちらが使われます。意味としては "can not” と同じとなります。
▸ I cannot walk anymore.
私はもう歩けない
cannot は助動詞と否定のnot が1語になった形ですが、他の助動詞ではこのような形はありません。may not や must not などは、必ず2語で書きます。
2語で “can not” とすることもできます。意味は cannot と同じです。省略して can’t ともできます。
▸ I can not walk anymore.
私はもう歩けない
また、not only のような成句が続くような場合にも can not となります。
▸ I can not only run fast, but also fly.
私は早く走るだけでなく、飛べます
ネットニュースで見つけた、cannot と can not の例文です。どちらも使われていますが、やはり cannot の方が多く使われています。
▸ Here’s what TSA says what foods you can or cannot bring on a plane.
これがTSA が言っている、どのような食べ物を機内に持ち込めるか否かです
▸ Voters select a candidate based on what the mayor actually can or can not do.
投票者たちは、市長が実際に何ができて何ができないかを基準に、候補者を選びます
▸ They cannot show weakness.
彼らは弱みを見せることはできない
▸ He can not afford to pay for a lawyer.
彼は弁護士を雇う余裕はない
写真について
国立アメリカ空軍博物館。世界で最も古く大きな空軍博物館です。歴史的な機体から最新鋭の機体まで、350機もの飛行機を展示しています。そのうちの1機が 長崎に原爆を投下した B-29 Bockscar です。無機質な金属の機体がそこに佇んでいました。
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